曽田博久のblog

若い頃はアニメや特撮番組の脚本を執筆。ゲームシナリオ執筆を経て、文庫書下ろし時代小説を執筆するも妻の病気で介護に専念せざるを得ず、出雲に帰郷。介護のかたわら若い頃から書きたかった郷土の戦国武将の物語をこつこつ執筆。このブログの目的はその小説を少しずつ掲載してゆくことですが、ブログに載せるのか、ホームページを作って載せるのか、素人なのでまだどうしたら一番いいのか分かりません。そこでしばらくは自分のブログのスキルを上げるためと本ブログを認知して頂くために、私が描こうとする武将の逸話や、出雲の新旧の風土記、介護や畑の農作業日記、脚本家時代の話や私の師匠であった脚本家とのアンビリーバブルなトンデモ弟子生活などをご紹介してゆきたいと思います。しばらくは愛想のない文字だけのブログが続くと思いますが、よろしくお付き合いください。

カテゴリ: 電子書籍

昨日、朝起きたら発売の連絡がメールで届いていた。さっそく買ったが、実物が届くのは10日なので、実物を見たうえで改めて書きます。
その前に値段について。値段は税込みで1705円です。前にも書籍代の最低価格はAmazonが決めるのでそれ以下の値段はつけられないと書きましたが、その理由が分かりました。
日本の印税は1割ですが、アメリカをはじめとして外国では印税は3割だそうです。Amazonは以前から日本の印税は安過ぎると大変不満に思っていて、日本も欧米諸国と同じ印税にするべきだとの思いを込めて敢えて3割以上の印税分を加えて値段を決めているそうです。これはただ作家の損得だけを考えたものではなく、その背景には作家の創作努力に敬意を表し、作家が創作活動を継続してゆけるように応援しようという出版文化の風土の違いがあります。
だったら日本語の縦書きの小説ももっと簡単に出版できるようにしてくれてと言いたいところですが、出版に関する姿勢に対しては敬意を表した次第です。
1705円はAmazonが決めた最低価格です。これ以上にできるのですがさすがにそこまではできないのでこの額になりました。ご理解ください。

昨日11月28日の午前中に校正刷りが届く。
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24日に依頼して、25日の午前中に再度依頼確認をしたからそこからGO。実質2日で2冊分印刷製本して送って来たのだから随分早いものだと感心する。真ん中の帯には再販禁止の文字が印刷されている。
頑張ってくれたS君も脚本家で小説も書いているので、「この値段でこれだけのものが出来るとは感動しましたよ」と言う。自分の手で初めて作った紙書籍だから嬉しさもひとしお。
私が彼に送った本も今日届き、早速直しの打ち合わせ。
表紙の端に1㎜ちょっとの白身が出ているのでこれを直すのと、目次が入っていなかったので目次頁を作るのが彼の主な仕事。
私は文章と文章の間にところどころ一文字分空白ができているのでそれを詰めたり、漢字になっているところを平仮名に戻したり、随分見直したつもりなのにそれでもまだ間違っているところを訂正したりする。半分ほど進めてピンクの付箋を貼ってあるところが該当箇所。8ヶ所ほどある。この直しをした原稿をS君に送り、目次をつけてからPDFにする。その頃には表紙のずれも直っているはずなので、表紙もPDFにして再度本にしてもう一度校正刷りに出す。ここまで来たのだから一気にやってしまいたい。
S君と話したのだが、なぜここまで大変だったか。理由はただ一つ縦書きでルビつきだったからである。kindleのフォーマットは当然のことながらすべて英語表記で左から右へ読むのがベースになっている。縦書きも出来るようになっているが、現在横書きを使っているのは百数十言語で、縦書きを使っているのはわずか3言語だけ、それも使用されているのはほとんどが日本語らしい。ルビも英語にルビがふってある文章を私は見たことがない。でも私の文章は歴史小説だからルビだらけである。日本で印刷する文章のように小さな文字でぴったり張り付いたように印刷するのはそもそもできないようだ。
だからkindle版ではルビも一行分を使わないといけないようだ。見た目は悪くなるが、苦労を察してご了解ください。
よく、電子書籍の紙書籍化を簡単だと言っている人がWebに書いているが、恐らくこの人たちは横書きでルビもない文章を紙書籍にしているのだと思う。
年内に第一巻発売、頑張ります。

ようやくと言うか、ついにと言うか、やっとこ辰敬紙書籍の試し刷りまで漕ぎつけた。本当は22日の3時からアップする予定だったが、私の代わりに作業をしていてくれた後輩脚本家のS君がSDF化した原稿をどうしても貼り付けられない。前日は朝9時から最後の作業をしていて、簡単に終わると思っていたSDF化で悪戦苦闘。半徹夜して9時間かかって原因判明。彼が使っていたSDFが純正品ではなかったからだとわかり、彼は30日無料の正規のSDFでやり直し、貼り付けはできたのだがタイムオーバーになってしまい、今日、24日の3時に延びていたのだ。
3時になって携帯で連絡あり。今日はアップできると言うが、今日も半徹夜。本の大きさは四六版という普通の本のサイズで、活字の大きさ、行数、一行の文字数も決め、ページ数も354頁のペーパーバックに決めたのだが、余白をとるのに一苦労したと言う。AmazonKindleはアメリカだからすべてインチで計算しないといけないのだ。いちいちミリ単位になおして余白をはかりやっと頁を見ると、どうも頁の内側の幅が狭いような気がして、それを訂正しようとしたのだがどうしてもうまくゆかず、それだけで7時間かかったと言う。結局、力尽きたので勘弁してくれと言うので了解する。原稿をアップした後、見たが我慢できないほどではなかった。
そして、いいいよ作業開始。やり方はこうだ。彼は自分のPCで私の原稿と表紙を使って実際に出版手前まで進めていたので、携帯で私にやり方を教えながら進めると言う方法である。
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左)まずSDF化した原稿をアップしたところ。原稿は単頁で示される。
右)SDF化した表紙と背表紙と裏表紙を一枚の型に貼りつけたもの。表紙はデザイナー。背表紙と裏表紙はS君が作ってくれた。下部がきれてしまっているが、裏表紙の左下にはISDNのバーコードが張り付けてある。いわば本の身分証明みたいなもの。出版社はどこもこのバーコードで取引する。kindleはこれを無料で提供してくれるのだ。
ここまでやって、最後に本の値段を決める。
この小説の場合、印刷コストは914円とわかる。本の値段はこれ以上好きにつけられるのだが、kindleでは印刷コストが914円の場合は最低1523円で出版することが決められているので、1523円以上の値段をつけないといけない。私はきりのいいところで1550円に決めた。2000円を超えたらどうしようと思っていたのでほっと胸を撫で下ろす。
そして、最後に試し刷りを依頼する。試し刷り料金は914円。一週間後ぐらいには届くらしい。それを見て、修正して、もう一度試し刷りすると、年内に発売はちょっと無理かもしれないが目途はついた。来春には4巻が揃うと思うと今から待ち遠しい。

最後にS君に言った。「俺にはできないよなあ」
「はい、絶対にできません」と、絶対にに力を込めて言った。

4月から始めて、彼も仕事があるのでここまで時間がかかってしまったが、とにもかくにも1巻の試し刷りまでは辿り着いた。S君も2巻~4巻は1巻と同じことの繰り返しだからもう楽だと言う。あと残るは3巻。頑張ろう。

どこからどう説明して、どう書けばわかってもらえるか、それがわからないくらいぐちゃぐちゃになっている。まず自分ができないことを3つ。紙書籍化するにあたって、第一段階は「書名」や「作者名」などをローマ字と日本語表記し、読者が本を選ぶときに分かりやすいように、本のテーマを短い言葉で7項目書き出したりする。ここがOKになったら、第2段階に進めて、ここでも要求される作業を一つずつ書き込んで行けばいいのだが、ここで最初にぶち当たったのが「本の内容紹介」。これ自体は難しいことではないのだが、なぜかこの文章はHTML化しないといけないのだ。「なんじゃ、それ?」である。要は文章に記号を入れて提出すると、簡単にいえば改行などが文章通りになることらしいのだが、私にできる訳がないので、手伝ってもらっている後輩にやってもらう。
たとえば、以下のように。

<p>五歳の夏、辰敬は出雲国富田の城下町で将棋と出会った。</p>

<p>それが五歳の武士の子の運命を変えることになろうとは、その時は誰も知る由もなかった。</p>

<p>たちまち将棋の虜になる辰敬。</p>
以下省略して

<p><strong>4巻の構成:</strong></p>

と、まあこんな具合で、すぐ覚えられるものだそうだが、私は見ただけで目が眩んだ。
なんとか後輩のおかげで、いよいよ第3段階に進んだところで大渋滞している。
ここではいよいよデーターをアップするのだが、原稿をPDFにしないといけない。私はPDFなんてやったことがないので、これも後輩にしてもらう。
そして、本の表紙や背表紙、裏表紙を一つにまとめたものをフォトグラフで作らないといけない。私にできる訳がない。もちろん後輩にやってもらうのだが、そこで、問題。
「曽田さん、ページ数と本の大きさを決めないといけません。そのためには今の原稿が400ページを超えないようにしてください。超えたら本が厚くなりすぎます」と言うのだ。
私はそれまでに第1巻は450頁あったものを2回直して425頁に縮めていたが、これをぎりぎり400頁にしなければいけない。これは400字詰め原稿用紙にして598枚を532枚にすることになる。
第2巻は460頁あったものを2回直して409頁にしたが、これももうひと踏ん張りして400頁以下にしないといけない。
そう言う訳で今は第1巻の3回目の直しをしているのだが、私は一日中原稿に向かっているわけには行かない。朝夕マルコの散歩に1時間半取られる。朝昼は手軽に済ませるものを食べているが、夕食だけはまともなものを食うようにしている。炊事もする。そのためには毎日買い物に行く。掃除も洗濯もある。このシーズンになると畑もやらないといけない。もうみんな秋冬野菜は終わっているが、私はさぼっていたのでこれから大急ぎでやらないといけない。朝の散歩から帰ってきたら、1時間強は農作業である。ああ、思い出した。耕運機のガソリンがだだもれしたので修理に出したり、近所から耕運機を借りたりの騒動があった。孫の幼稚園の運動会もあった。ここ何年もお酒なんか飲みに出たことがないのに、なんと飲めない私が一週間に二人も接待して出雲駅前で酒(もちろんノンアル)を飲んだ。
この他にも、お寺関係で出雲市仏教徒会の講演会があり、17、18は妙心寺の本山参りで京都へ行き、25日には先代和尚さんの13回忌があって出席しないといけない。22日には島根医大で目の検査。31日は出雲演劇鑑賞会がある。27日は隣保の集金会。部落水道の係をしていたので、半年の会計報告を出さないといけない。
このほかにもインフルエンザの予防注射を受けに行き、毎月の歯の検診もある。
というわけで、とてもじゃないが、ブログを書く暇がなかったのです。
というわけで、私の今の目標はとにかく何が何でも1巻を出版すること。この第3段階をクリアーすれば第4段階は税金や振り込みの事務処理みたいなものだから、いよいよ試し刷りができるのだ。
1巻さえ出版すれば、後は楽だから、歯を食いしばり、石にかじりついても、老骨に鞭打って、頑張る所存でおります。

Xの悲劇、Yの悲劇、Zの悲劇と言えば、エラリー・クイーンの有名な推理小説の題名である。このうちXの悲劇とZの悲劇が私の身に起きたのが、8日前の6月17日の朝のことであった。最近は朝5時に目が覚めると、バナナを一本食ってからマルコと散歩。6時前に戻って来てから、グラノーラとヨーグルトとミルクの朝食。6時半過ぎには畑に出て1、2時間働き、8時半ごろにはシャワーを浴びてから台所の机でパソコンを開く。早い時は7時半ごろからパソコンを開くこともある。実に爽快である。
その日も今日も頑張るぞと思ってパソコンを叩いていたら、突然、字が出て来なくなる。それがZのキイだったのである。
私はローマ字入力するので、たとえば「水」と打とうと思えば、「MIZU」と打つ。すると「みず」と打ち出されるので、それを変換して「水」にするわけである。ところが「Z」を打ってもスカになってしまうので「MIU」と打ったことになり、画面上には「みう」と表示されてしまうのだ。
「何だ、こりゃ、どうなってんだ」と、キーボードの全部のキーを叩いてみたら、Zと隣のXのキーだけがバカになっていることがわかる。
即ちこれが私の「Zの悲劇」と「Xの悲劇」だったのである。ローマ字入力でXを使うことはないが、Zは大いに使う。ざ(ZA)、じ(ZI)、ず(ZU)、ぜ(ZE)、ぞ(ZO)が打てなかったら、文章が作れない。
こうなったら私が駆け込むのがヤマダ電機のテクニカルサポートである。ここには私が前回パソコンを買った時、出張で設定してくれたSさんがいる。結局、NECに送って修理して送り返してもらうしかないのだが、往復で2週間(12日と言われたかもしれない)かかると言われて絶句する。そんなに長い間、パソコンがない生活なんてこれまでやったことがない。しかも今は辰敬の小説の紙書籍化に取り掛かっていて、ちょうど8章の大直しをやっているところだったのである。
私は考えた。修理に出したLAVIEはもともと調子が悪くて、この3月にメンテナンスパックをしたばかりだった。それが6月にはキーがバカになるトラブルを起こしてしまった。機械にはこういうめぐりあわせの悪いものがあるものだ。私はどうやら運の悪い機械に当たってしまったようだと思った。このパソコンも買って来年で5年になる。ちょっと早いが買い替えしてしまおうと思ったのだ。
少しでも安い方がいいので、一ランク小さい13.5インチのLAVIEを買った。
ところがこれがさらなる悲劇の続きになろうとは。
新しパソコンの出張の設定は6月20日に決まる。その間にヤマダ電機で古いパソコンから新しいパソコンに移せるものは移してもらって、20日には自宅でしかできない設定をやってもらうことにした。古いパソコンはそのまま修理に出す。将来的には修理した古いパソコンと新しいパソコンの2台が揃うことになる。
(2台パソコンを持ってどうするんだと自分でも思ったが、それは後で考えることにする)
やれやれ、これで8章の直しができて、これまで通りのパソコン生活ができると思ったのだが、なんとインターネットがつながったり、つながらなくなったりする。というか、ほとんどつながらない。
ブログもだめ。銀行もダメ。ネットで振り込みもできない。
泡を食って、6月21日、ヤマダのテクニカルサポートに持ち込む。Sさんに診てもらったら、パソコンには一切問題ない。問題があるとしたら自宅のNTTの機械やルーターだろうと言うことで、出張できるのは6月24日。
そして、昨日24日。Sさん、曰く。そんなに大変なことではないだろうと思っていたら、今までこんな現象にあったことがないと言う。いろいろ調べて恐らくNTTに問題があるようだが、ルーターに問題がないとも言い切れない。そこでNTTの機械を初期化してみようと思うも、2011年に私が出雲に帰郷した時に設置したもので、いくらさがしても古い記録が見つからない。アサヒネットのメールのIDとパスワードは保存してあったが、接続用のIDはあるのだが、パスワードがわからない。
NTTに連絡してパスワードの再設定しようと思っても、インターネットが不調だからなかなかつながらない。仕方ないから電話で申し込むも延々と待たされ、やっとのことで通じて再設定したのがもう夕方。
それまでに、このままインターネットが通じないままにしておく訳には行かないので、SさんがDNSを固定化するという荒業でインターネットを通じるようにしておいてくれた。修理に出したパソコンが戻って来たところで、NTTの機械を初期化するのか、あるいは何かの手立てをほどこすのか、機械を最新のものに交換するのか、どうなるか分からないが解決してくれることになっていると私は理解している。
そう言う訳でしばらくブログが出来ませんでしたが、ようやく出来た次第です。私もようやく世界と通じた気分になりました。不思議なものでTVを観ても世界と通じている感じはあまりしなくて、パソコンだと通じている感じがするんだよね。

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