11月27日、熊本の妻の実家を処分しないといけなくなったので久しぶりに熊本へ行く。28日の10時に不動産屋に会うので前日から熊本へ乗り込む。熊本には相談できる人は妻のおばさん(母の妹)しかいないのでお土産は畑の生り物をいくつか。

独り暮らしなので朝獲れの大根とサラダ蕪とレタスとカリフラワーにわが家の柿を少し。

母をショートステイに送り出して出発。出雲市駅からスーパーおき4号で新山口へ。熊本での移動を考えたら車で行くのがいいことは分かっているのだが、もし事故でも起こしたらと思うと慎重にならざるを得ず、新山口からは新幹線で熊本へ。これまで出雲から熊本へ車で行ったのは2回。妻の母の見舞いで東京から行った時はレンタカーを借りたし、出雲からJRで行った時もレンタカーを借りていたが、今回は震災後初めて行くので、熊本も変わっていると思われ、原則移動はバスや市電にする予定。
遊びの旅行ではないが、実家の片付けもあるかもしれないので、今回は3泊4日の予定を組んでいる。こんなに長く家を空けるのは久しぶり。ちょっとだけ旅行気分を味わう。
特急なのに指定席1両、自由席1両のわずか2両編成。もちろん自由席。乗客は全員2席を一人で占領。
車内販売なんかもちろんないので駅弁とあご野焼きを買って乗り込む。野焼きをかじりながら弁当を食う。
山口線で遅延したので、熊本駅へ着いたのが6時前。雨模様で真っ暗。懐かしの市電で市役所前まで。熊本のラッシュアワーは凄い。外は暗いし、地理も暗くなっているから、車の運転の自信も喪失。そうでなくても市内の中心部は市電は走っているし、三車線なので神経を使う。三車線道路が大の苦手なのである。慣れてないからいつどのタイミングで車線変更していいか分からずいつも右往左往する。出雲なんて三車線なんてありませんから。市電から見たら懐かしの交通センターも消滅しているではないか。
ホテルに入り、コンビニのおにぎりと味噌仕立て団子汁で夕食を済ませ、おばさん宅へ。無音を詫び、経過報告。おばさんから貴重な昔話を聞きホテルに戻る。
11月28日。
午前中、不動産屋に会って色々と相談打ち合わせをすます。午後から妻の実家へ行く予定だったが、1時間ぐらい時間が空いたので、急遽腹ごしらえしてから熊本城へ行く。

馬トロ丼 熊本城櫨方(はぜかた)門
旅に出て困るのは食うものがないことだ。夕べもコンビニで脂質のなさそうなものを食う。御城へ行く途中、馬とろ丼なる物を見つける。さすがは馬刺しの国熊本である。馬肉は脂質が少ないので大喜びで飛びつく。目の玉が飛び出るほど美味いものではなかったが、熊本ならではのものが食えてよしとする。

櫨方門 案内板
案内板の赤丸が櫨方門。黄丸が案内板。青い道筋を歩く。赤の道は天守閣への見学ルートだが平日は通れず。土日と特別な日だけ通れるようだ。

いきなり団子
お土産広場で「いきなり団子」を見つける。結婚して初めて熊本へ行った時、下通り商店街(熊本の銀座)で蒸気を噴き出すいきなり団子の蒸し器を見て、「何じゃ、これは」と、聞いたら、熊本のソウルフードだと教えられる。
さつま芋の上にあんこをのせた団子である。二十年ぶりに食う。素朴な味である。「いきなりステーキ」がはやるよりも何十年も前から存在する名物団子。

未申(ひつじさる)櫓 元太鼓櫓

震災前と震災後の比較写真パネル。震災直後の写真だが、現在それほど回復したようには思えない。

戌亥(いぬい)櫓 宇土櫓
宇土櫓の向こうに見えるのが天守閣。崩れる前から天守閣は昭和新城であり、コンクリート製で松江城のような江戸時代がそっくり残っているような城ではなかった。そんなに一生懸命に再建するほどの文化財的価値はないと思うのだが、熊本のシンボルとしての価値を優先しているのだろう。

加藤神社から望む天守閣 北大手櫓門跡
加藤清正を祀った加藤神社から見る天守閣が一番いい眺めなのだそうだが……。いつになったら。

無傷の石垣 平櫓
このように一見無傷に見える石垣もある。
工事中の平櫓。ぐるりと御城を半周ちょっと回った処。ここを入ったところにあるのが不開門(あかずの門)で北東の守りになる。
小一時間歩いてから、妻の実家へ向かう。ため息が出るような報告は、明日も行くので、まとめて明日に。
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