早期慢性膵炎と診断されてから食事改善に取り組んで2カ月半、これがもう早とちり、勘違い、勉強不足に、注意力の欠如の失敗続き、以下そのお粗末な顛末。
初めはネットで勉強したが、一度に完全にマスターするのは難しいので、入門編的にスタートした。
すぐにはどんな食事をしてよいかわからない。
あらゆる食品の脂質を覚えるなんてまず不可能である。調べるだけで嫌になる。
そこで、極端と分かっていても、とりあえず脂質の高そうなものはすべて断つ、肉断ちから始める。
魚と野菜を食べてればいいだろうといい加減に始め、少しずつネットで情報を増やして行くつもりだったが、肉断ちしたら体に力が入らなくなってしまった。
夜の食後の散歩もふらふらして、宇宙遊泳散歩をしているような感じである。
肉類はササミしか食えないと思っていたので、ササミばかり食べていたが、儂の能力ではササミの料理なんて何もできない。
パックに入ったチキンサラダを買って、夏だったので冷やしうどんにのっけて食う程度。
冷やし中華や蕎麦にものっけて食ったがたちまち飽きる。肉無しで一生ササミしか食えないのかと思うと目の前が真っ暗になる。
やがて、脂質を全くとらないのもよくなくて、ある程度は取った方がよいと言われていると知る。常識的に考えても、そりゃあそうだよなとちょっと救われた気持ちになる。
1日55g~60g、一回の食事では13g~20g、この範囲におさまればいいらしい。
あまり厳密に考えないことにしようと思うも、どうしても「ああ、5g食った」と、思ってしまう。何となく気持ちが悪い。
別なデーターによると、1日55gまでとある。
どちらが正しいのか、数値に振り回される。
いちいち調べるのも面倒くさくなり、困った時の魚頼りに拍車が掛かる。
ところが、ある日、気になって改めて魚の脂質を調べたら、鯖で約11g、秋刀魚で約16g、カツオも高いことを知り愕然となる。
お昼は「神立食堂」で鮭塩焼き、鯖煮付、鯖塩焼き、秋刀魚塩焼きのローテーションで食っていたのだが、鮭だけが4gちょっとで、後は冷奴と一緒に食うと軒並み一回の目安を越えてしまうではないか。
豆腐も意外と高いことを知り驚く。納豆も。健康食品だと思い込んでいるので、脂質もひくいものだと勝手に思い込んでいたのだ。これまでの努力は何だったのだと嘆くことしきり。
こんな失敗ばかりしている。
最近では、スーパーでは必ず総菜の脂質を確かめてから買う。
今はパックに殆ど表示してあるから便利だが、旨そうなものは殆ど食えない。
カツ丼の弁当なんて軽く30gはある。これを見ると、昔はとんでもない食事をしていたことが分かる。
カツカレーや天ぷら、焼肉などを食っていたら1日60gなんて軽々とオーバーする食生活をしていたのだ。ここにケーキやナッツを食べていたのだから、一体一日の脂質はどんな数字になっていたことか。
ある日、合鴨のローストみつける。肉ではササミと合鴨は低いと知っていた。
パックを見たら、脂質3gちょっとの数字。
「1パックで3g、ラッキー!」大喜びで買って、その夜はパクパク食う。久しぶりの肉らしい肉で大満足したのだが、よく見たら、な、なんと1切れが3gとあるではないか。儂10切れは食っていたぞ。
途端にすい臓が悪化した気分になり、めまいがする。
合鴨は低いと言う先入観が1パックで3gと勘違いさせてしまったのだ。どうやらローストにすると脂質が高くなるようだ。
こんな間違いを何回か犯している。
最近は1パックか、1個か目を皿のようにして確認している。他にはラムでも失敗した。
ラムは脂質が低いと言う情報を得て、大喜びでラムを買って来てたらふく食ったのだが、後で確認したら、ラムの脂質は豚と大して変わらないではないか。どやら、ラムは何かよいところがあるとの記事を見て、勝手に脂質が低いものだと思い込んでしまったようだ。
おかげで残り半分のラムが冷凍庫にあり、見るたびに恨めしい。
妹に「持って帰れ」と、言ったら「ラムはすかん」と、言いおる。
その後、鯖や秋刀魚は高いけれどEPAやDPAを含んでいるので肉ほど心配しないで大丈夫の記事に
救われたが、なぜ心配しなくていいのか肝心の説明がないので、よほど他に食べる物がない時ぐらいしか食べない。
魚はおかずとして安心して食べられるのは鮭と鯵、タラぐらいしかないのだ。
ところが、この鮭にも問題発見。
鮭は4g程度なのだが、養殖の鮭は2倍もあるのだ。
ということは養殖の魚はみな高いということになる。用心、用心。
鯵は超安全なのだが、油断は出来ない。干物になると脂質は高くなる。どの魚も干物になるとヤバい。
こんな失敗を繰り返しながら、少しずつデーターをふやしている。
三日前に超嬉しいデーターを発見する。
ロースハムは脂質が高いので諦めていたのだが、何気なくスーパーで4連の安いパックを見たら、1パック(4枚入り)で1.7gしかないではないか。思わず「まじかよ」と呟く。
その、二日前に、食パンも脂質が低いことを知る。パン類はダメと諦めていたのだが、マフィンや普通の食パンは脂質が低かったのである。
その二日間は魚肉ソーセージのサンドイッチを食っていたが、昨日今日はハム野菜サンドを食っている。
これまでの2ヶ月半の間、シリアルばかり食って、さすがに飽きていたところなので、朝の食事の嬉しい事。
もう一つ、嬉しいことがあった。
豚ヒレは脂質が低いのだが、儂には料理の敷居が高すぎて、どうやって食べていいのか分からなかったのであるが、助っ人に来た妹に相談したら、「あら、ステーキにしたら」と、9月8日、いともたやすくヒレステーキを作ってくれる。
いやあ、感動した。肉てこんなにうまかったのだと涙が出た。
これなら儂にも作れるので、食生活にアクセントをつけることが出来る。夕食の準備が楽しくなるような気がする。
色々調べれば、レパートリーを増やせることが分かった。思い込みや固定観念を排して愚直に脂質を一つ一つ調べることの大切さに気が付いたところである。
もっともっとメニューを増やそう。
目指せ、すい臓に優しい食事!!!
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