ようやくと言うか、ついにと言うか、やっとこ辰敬紙書籍の試し刷りまで漕ぎつけた。本当は22日の3時からアップする予定だったが、私の代わりに作業をしていてくれた後輩脚本家のS君がSDF化した原稿をどうしても貼り付けられない。前日は朝9時から最後の作業をしていて、簡単に終わると思っていたSDF化で悪戦苦闘。半徹夜して9時間かかって原因判明。彼が使っていたSDFが純正品ではなかったからだとわかり、彼は30日無料の正規のSDFでやり直し、貼り付けはできたのだがタイムオーバーになってしまい、今日、24日の3時に延びていたのだ。
3時になって携帯で連絡あり。今日はアップできると言うが、今日も半徹夜。本の大きさは四六版という普通の本のサイズで、活字の大きさ、行数、一行の文字数も決め、ページ数も354頁のペーパーバックに決めたのだが、余白をとるのに一苦労したと言う。AmazonKindleはアメリカだからすべてインチで計算しないといけないのだ。いちいちミリ単位になおして余白をはかりやっと頁を見ると、どうも頁の内側の幅が狭いような気がして、それを訂正しようとしたのだがどうしてもうまくゆかず、それだけで7時間かかったと言う。結局、力尽きたので勘弁してくれと言うので了解する。原稿をアップした後、見たが我慢できないほどではなかった。
そして、いいいよ作業開始。やり方はこうだ。彼は自分のPCで私の原稿と表紙を使って実際に出版手前まで進めていたので、携帯で私にやり方を教えながら進めると言う方法である。
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左)まずSDF化した原稿をアップしたところ。原稿は単頁で示される。
右)SDF化した表紙と背表紙と裏表紙を一枚の型に貼りつけたもの。表紙はデザイナー。背表紙と裏表紙はS君が作ってくれた。下部がきれてしまっているが、裏表紙の左下にはISDNのバーコードが張り付けてある。いわば本の身分証明みたいなもの。出版社はどこもこのバーコードで取引する。kindleはこれを無料で提供してくれるのだ。
ここまでやって、最後に本の値段を決める。
この小説の場合、印刷コストは914円とわかる。本の値段はこれ以上好きにつけられるのだが、kindleでは印刷コストが914円の場合は最低1523円で出版することが決められているので、1523円以上の値段をつけないといけない。私はきりのいいところで1550円に決めた。2000円を超えたらどうしようと思っていたのでほっと胸を撫で下ろす。
そして、最後に試し刷りを依頼する。試し刷り料金は914円。一週間後ぐらいには届くらしい。それを見て、修正して、もう一度試し刷りすると、年内に発売はちょっと無理かもしれないが目途はついた。来春には4巻が揃うと思うと今から待ち遠しい。

最後にS君に言った。「俺にはできないよなあ」
「はい、絶対にできません」と、絶対にに力を込めて言った。

4月から始めて、彼も仕事があるのでここまで時間がかかってしまったが、とにもかくにも1巻の試し刷りまでは辿り着いた。S君も2巻~4巻は1巻と同じことの繰り返しだからもう楽だと言う。あと残るは3巻。頑張ろう。