10月16日~17日は毎年恒例の京都妙心寺の本山参りだったが、今回は帰りの慰労ツアーで素敵な出会いがあったのでそちらの方を報告したい。場所は兵庫県の出石町。妙心寺で6時半からの団体参拝をすませ、朝食をとってから、9時半にバスで出発して12時前に到着。豊岡の手前のとんでもない田舎町。ここでまず宗鏡寺(すきょうじ)を見学して、昼食後、永楽館という芝居小屋で落語を聞いて永楽館を見学すると言うものだったが、沢庵和尚の寺といわれてもさして興味はないし、ましてや素人の落語なんか聞きたくもないし、全然期待していなかったのだが、見学順は前後するが、まずは永楽館から。
仙石氏の城下町で小京都と言われているが、津和野の何分の一かの裏さびれた印象の町。今話題になってああいるのが話題の映画「国宝」にその舞台が登場していることを着いて初めて知る。
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左)建てられたのは明治34年。左の路地を入ると入り口。
右)左手入り口
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左)入り口。
右)入ると「国宝」の宣伝。
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江戸時代の芝居小屋を明治になってそのまま再現して建てられたもので、近畿最古の芝居小屋。昔は右の写真のように桟敷席だったが、今は桟敷の上に長椅子がしつらえてある。
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舞台には落語をするので高座がある。
舞台の後ろ、2階にあるのが何と楽屋。芝居を演じている時は幕で隠すので客席から見えない。こんな芝居小屋は初めて見た。
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この小屋はTVの普及によって昭和39年に閉館された。それから44年の時が経ち平成20年に復活再生された。昭和39年の閉館当時そのままに復元されたのだそうだ。
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左)舞台の下の奈落。舞台には直径6.6mの回り舞台があって、回すことが出来る。セリもあって回り舞台の一部が上下する仕組みがあって役者が出入りする。
右)花道の下の通路。ここから役者が花道に出現する仕掛けもある。手前にあるのが4人がかりで役者を担いで乗せる台。4本の足があるのだが、手前に2本あるのがそれ。
閉館前は映画館もやっていたので当時の映画のポスターも10枚ほど貼ってあった。私の師匠松浦健郎脚本のポスターもあるかと思ったがなかった。「太陽にほえろ」や「暴れん坊将軍」の脚本をかいていた小川英氏脚本のポスターはあった。
閉館した時が自分が高校生の時。タイムスリップしたような何とも言えない懐かしさを覚える。
最初に落語があったのだが、素人とは言え笑わせてくれた。普段は陶器を作ってお店屋さん。ほかに高校の先生や、ふるさと応援隊や介護職の人もいると言う。小さな町に賑わいを取り戻し、何とか元気にしたい。そんな一生懸命さが伝わって来た。考えてみれば、自分たちもにたりよったりの問題を抱えた島根県からの観光客なのである。この町を出発する時は「出石町頑張れ」とエールを送った。
皆さんも「国宝」を観て、出石町にも足を運んでみてください。津和野の6分の一なんて言ってごめんなさいである。
もう一つの飛び切り素敵な出会いは明日、報告します。