去年、カヤがはびこってしまったヒイラギの塀を根ごと抜き取った跡にいよいよブロック塀を作ることになった。2月になってヒイラギを抜き取った跡に、隣の左官MちゃんがL字型に溝を掘った。塀を作るのはMちゃん。私と同じ歳である。2月も終わりにそこにバラスを敷いてブロック塀の基礎を作るに当たって、Mちゃんから手伝いを頼まれる。早速Mちゃんの軽トラでバラスをただでもらって来て敷く。
3月1日
バラスの上に鉄筋を敷くに当たって、ブロック基本型30個、横筋(よこきん)型30個、コーナー型15個と4mの3分(直径1㎝)鉄筋を15本買って、それを半分にカットして来ること及び鉄筋を結束するための鉄束線を二束買って来ることを頼まれる。しかし、私はオートマチック限定免許なのでMちゃんの軽トラが運転できない。ホームセンターですべてを購入、軽トラ(オートマ)は店のを借りたが、積載量が400㎏まで。ブロック1個で10㎏なので結局全部運ぶのに3往復。
午後からはバラスの上に敷く鉄筋の組み立てに取り掛かる。
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左)2mの鉄筋を3本並べ小さく切断した鉄筋を梯子のように縛って行く。
右)鉄筋を切断するカッター。切断するのはMちゃんしかできない。
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左)鉄筋を結ぶのを鉄束と言う。二つに曲がっている鉄束線を斜めにかけて、先が曲がった工具でくるくると巻き付けて結ぶだけなのだが、Mちゃんは2、3秒でやってのける。私は1分も2分もかかる。その上、Mちゃんは2、3回でしっかり締まるが、私はなかなか締め付けられないので何度も巻き付けているうちにプツリと切れてしまう。
右)最後はMちゃんに助けてもらって鉄筋を敷く。
3月6日
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ミキサー車が来て鉄筋の上にコンクリートを流し込む。この日だけ本職の左官と左官見習いが手伝いに来る。写っているのはMちゃんと運転手と手伝いの若い左官。Mちゃんがあらかじめ張った線を基準にしてコンクリートを水平になるようにならしてゆく。これを見て塀作りは水平と垂直がすべてであることを実感する。
3月7日
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左)Mちゃんが一段目を並べる。
右)二段目を乗せたところで、垂直な鉄筋が入った穴をセメントで埋めて行く。この作業は私の仕事。レンガ鏝(ごて)を使う。
3月9日
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左)三段目は横筋型のブロックを積む。
右)横筋型はブロック上部に溝があり横に補強の鉄筋が通るようにいなっている。それを垂直の鉄筋と鉄束する。やっているのは私。この頃は少し上手になっている。その間にMちゃんはどんどん作業を進めて行く。
3月10日
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左)5段目には窓型の装飾のブロックを積む。他は5段目も横筋型のブロック。
右)横に通した鉄筋をセメントで埋めているのは私。この頃はレンガ鏝の扱いもうまくなった。セメントの水分の調節も自分の判断で適当にやるようになっていた。
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裏から見た塀。5段まで完成したところ。
3月12日
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左)6段目には笠を乗せる。笠を積むにも歪まないように細かい作業をすることに感心する。
右)完成
ひいらぎの塀の方がいいと言う人もいたが、生木の塀は維持が大変だし、またカヤが生えて来て抜くことを考えたら、あの苦労は二度としたくないのでこれでいいと思っている。
今回はいい経験をさせてもらった。私の手伝いなどたかが知れているが、それでも私が何度もホームセンターに通って、鉄筋の追加や、ブロックの追加、セメント袋の購入をしたが、これをMちゃんがやっていればそれだけ仕事は延びるわけで、私がやった分だけは多少とはいえ安く上がった訳である。これも少しでも安くあげてあげようと言うMちゃんの親心だと思う。感謝。