今年の秋は暑くて何もかも遅れる。暑過ぎて例年なら9月になる前から動き出すのに畑に出ようという気にならなかった。そこへ例年通り種まきしたら芽が出ないとか、みな枯れてしまったとか、2度種を撒き直したなんて話を聞いたらますますやる気にならなくなる。
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左)9月18日。西の畑の南端。イチゴの苗をポットに移し替えているところ。
右)10月1日。イチゴの苗はたくさん取ったので、東の畑全部を耕し、ようやく前面に消石灰をまいたところ。例年より1ヶ月遅れ。植えても撒いてもどうせ駄目なことはわかっているので焦りはなし。
この後、鶏糞や化成肥料を撒いて畝を8つ(春キャベツ1,極早生玉ねぎ1、空豆2、イチゴ1、スナップエンドウ1、ニンニク2)作る。
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左)10月29日。秋の第一号は極早生玉ねぎ貴錦。去年はイチゴ、ニンニク、極早生玉ねぎはとっくに植え終わっていたのに。しかも今年の極早生玉ねぎは呆れるぐらいお粗末。2、3㎝の根が何本も伸びていなければならないのに、ドジョウの髭より短い根がほんのわずか。苗に力がなく去年の様に青々としていない。それでもネギ類は強いのを信じて植えるしかない。今年は全部極早生で250本。最近は温暖化のせいか中生や晩生の玉ねぎを作るのが難しいと思う人が増えたようで、私みたいに極早生しか作らない人がパラパラと出ているらしい。畑先生が「250本!」と目を丸くしていた。
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左)11月3日。玉ねぎの隣に味春キャベツを植える。春キャベツは甘くて柔らかくて旨い。
この頃には8つの畝全部にマルチを張る。右から、味春キャベツ、極早生玉ねぎ、空豆、空豆、いちご、スナップエンドウ、ニンニク、ニンニクの順。何でもマルチにするからみんな呆れるやら感心するやら。最初は大変だが草取りすることを考えたらマルチはやめられない。
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左)10月31日にイチゴの苗を植えた。58本。全部今年の苺から伸びたルーラーに出来た苗を植えたので苗代はただである。
左隣はスナップエンドウ。後から支柱を立てるのが面倒なので、まだ種まきする前から支柱を立てる。スナップエンドウの畝もマルチである。
右)ニンニクの畝二つ。当然、マルチを張る。
かくして今年も8つの畝全部にマルチを張ったのだが、今年はこのマルチが私の大チョンボをさらに難儀なことにしてしまったのである。
この8つの畝は消石灰をまき、堆肥をまき、鶏糞をまいたところで作ったのであるが、マルチを張る前に極早生玉ねぎとニンニクの畝には化成肥料をまき終えていた。その段階でたまたま畑先生と肥料の話が話題になり、畑先生が鶏糞の重要性を話した。その時、魔が差したとしか言えないのだが、私は自分がこれまで化成肥料をやり過ぎていたのではないかと思ったのである。と言うのも、農業経験ゼロで
13年前帰郷した私は母から、石灰まいて、鶏糞と化成肥料をやってから種を撒いたり、苗を植えると教わっていて、これまでずっとそのやり方を踏襲していたのだ。鶏糞は葉物、化成肥料は実のなるものとも教わっていたので、よく考えたらキャベツに化成肥料はやらなくてもいいはずだ。そこでキャベツの畝には化成肥料をやらずに鶏糞だけ、玉ねぎとニンニクには化成肥料もやったのだが、空豆とイチゴとスナップえんどうには例年なら化成肥料もまくのに今年はやめてしまったのだ。まったくもって魔が差したとしか言えない。マルチも張ってしまった三日前の4時ごろ、ふと目が覚め、なんだか自分は間違ったことをやってしまったのではないかと考えたら、眠れなくなってしまった。朝起きてからネットで調べたら、スナップエンドウは化成肥料だけで育てるとあるではないか、愕然となる。鶏糞しかやってないぞ。どうすりゃいいんだ。つらつら考えてわかったのは、母が両方やれと言ったのは、両方やっておけば間違いはないと言うことだったのではないかと。妻の介護などで忙しく農事は片手間だったとは言え13年間あまりにも勉強が足りなかったと反省するも、さてどうしようと狼狽える。もうマルチを張っている。極早生玉ねぎは苗を植えたが両方撒いているからOK。キャベツも苗を植えたが葉物だから鶏糞だけでもOK。だがイチゴの苗は植えてしまっている。ニンニクはこれからだが両方やっているのOK。空豆とスナッエンドウはこれからだがもうマルチを張っている。イチゴに関しては苗を植えているのにマルチはがして化成肥料やるのは大変なので追肥の時にやることに決める。問題は空豆とスナップエンドウ。空豆はマルチを剥がし、マルチなしで育てるしかないと決断する。
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左)11月8日
空豆の畝。二つ。
マルチを剥がし、石灰を撒き、鍬ですき込んでいる所。1週間ぐらいしたら空豆の種を植える。
右)11月8日
スナップエンドウの畝。支柱も立ててある。支柱を中心に10㎝四方の穴を開け、化成肥料を入れるとスコップですき込んでおいた。さて来年の春はどうなることやら。葉っぱが繁り、ツルだけが伸びた。なんてことにならなければよいのだが。こんな立派な支柱まで作ったのに。今日は近所の人が何を作っているのか見に来て立派な支柱だと褒めてくれた。その人との話で、私はそもそも石灰の使い方もよくわかってはいなかったことを知らされる。苦土石灰に入っているMg(マグネシウム)について詳しレクチャアしてもらう。
そうだったのか・・・。