各地ではひどい被害が出ているのに当地の被害はほとんどゼロと言っていいほどだった。それなのに私は台風が来る前に疲れてしまった。こんなのろのろ台風は76歳にして初めての経験。
それは10号が発生した天気予報から始まった。当地では7月20日から雨が降らず、(24日には降ったのが真夜中の丑三つ時で気がつかない人もいた)隣近所は皆水やりに音を上げていたので、恵みの雨を期待したのだ。もちろん私も。最初の予報では紀伊半島に上陸して北陸の方へ抜けそうだったので島根県はまさに絵にかいたような降っても恵みの雨ですみそうな雰囲気だった。
ただ私の場合は雨が降ると困ることが一つだけあった。それが畑に山積みになっていた枯れ草である。雨にぐっしょり濡れると始末に困る。燃やせばいいのだが我が家の畑にちょうどいいスペースがないので、私は肥料の空き袋に枯れ草を詰めることにした。池の水草の枯れたのもあり、全部で11袋になった。毎朝のマルコの散歩の後、まだ陽が昇らない前にやったのだが、すぐに暑くなって3日ほど大汗をかいて詰め込んだ。沢山あるので力一杯ぎゅうぎゅうに詰めないといけなかったから、これに連日の暑さも加わり私はへとへとになった。これ以外にも夕方の散歩もあれば畑や庭の松の水やりなどやることが一杯あったのである。
そうこうしている間に、上陸地点が室戸岬⇒足摺岬⇒奄美・鹿児島・熊本辺りに変わって行き、そこから西に向かうと言う。段々不安になる。ちょっとコースが変わると島根直撃にもなりかねない。そこへ松江の娘から避難したいと言って来る。娘一家の住んでいる所は松江のゼロメートル地帯。誰もが知ってる有名な冠水エリア。7月9日の雨でも、ヘルパーさんの車はエンジンに水が入って廃車になり、娘の車もエンジンには水が入らなかったが錆ることが確定。一年もしたらドアが開かなくなる恐れがあるといわれているのだ。
3歳と9ヶ月の幼子を連れて来る。前回の冠水がトラウマになっているので最悪カセットコンロも必要になるかもと言う。実は私もカセットコンロが必要になるかも知れないと思っていた。オール電化なので停電したら我が家はアウトなのである。幸い5年前ぐらいにやはり台風対策で買って、未使用のカセットコンロがあるので引っ張り出してセットしたら点火したので一安心。それからはミルク用の水を買い、卵、孫用のヨーグルト、大好きな梨、アンパンマンジュース(家では飲めない。ジイジイの家にだけある特別なジュース)、鶏胸2枚、胡瓜3本、トマト2個などを買う。懐中電灯用の乾電池も買う。エアコンが止まった時、車に逃げ込むことを想定してガソリンも満タンにする。31日が孫の3歳の誕生日なので絵本まで買いに行く。私はそこまでやる元気はなかったが、知り合いは窓ガラスに養生テープまで貼ったと言う。二日泊まるから寝具も干す。肉体的と言うより精神的に疲れた。
そして29日の21時前、婿さんの車で娘と孫二人が到着。婿さんは翌日会社があるのでトンボ返り。ところが孫二人、いつもは寝ている時間に目が覚めてそれから2時間ほど交互に泣きぐずり寝てくれやしない。子供の泣き声は聞いているだけで辛いがなにもしてやれない。29日の夜が山かと思っていたが30日が山になりそうな感じ。
30日朝は6時前に犬に散歩を催促され、孫たちを起こさないようにそっと出て行く。少々降っていたがこの二日ほどは雨が降っても出かけていた。豆柴はずぶ濡れになっても雨水は浸透しないことに気がついたのである。ところがすぐに土砂降りになり散歩どころではなくなる。やはり台風の影響だろう。
福祉バス乗合所に逃げ込む。


写真ではわからないが土砂降り。前方の黄色は台風を前にして稲刈りをした後。
やむ気配がないのでこの後ずぶ濡れになって帰宅。ところがこの後降り続くと思いきや、11時には雨が上がる。この朝はおツルさんも餌場に来ていなかったが、雨が上がったのでもしかしたら来ているかもしれないと思い、孫を連れていつもの餌場に行くといるではないか。用意していたパンと米をやる。
午後からは降ったりやんだり。それほどの大雨にはならず。30日の夜が山場になるらしいが、この頃になるとどうやらこの台風は島根ではたいしたことにはならないのではないかと思うようになる。娘もスマホで松江の近所の川の観測カメラの映像を見るが水位は上がっているが前回ほどひどくはないと言う。
翌朝、松江の婿さんに電話したら水は溢れなかったよし。午後、迎えに来て全員松江に帰る。
その後、私はベッドにバタンキュー。2時間ほど寝る。
1日の夕方、10号は熱帯低気圧に変わったが東海や関東にはまだ雨が降るらしい。来るぞ来るぞ、大きいぞ。と言われていたが余りにものろのろしているうちにみるみる弱まった。今思うと気疲れの方が大きかった10号騒ぎだったが、私にとっては一つだけ疲れを取ってくれる出来事があった。それは孫におツルさんの餌やりを見せてやることが出来たことだった。前々からいつか見せてやりたいと思っていたがなかなか果たせなかった。それが思いがけず台風のお陰で見せてやることができたのである。
それは10号が発生した天気予報から始まった。当地では7月20日から雨が降らず、(24日には降ったのが真夜中の丑三つ時で気がつかない人もいた)隣近所は皆水やりに音を上げていたので、恵みの雨を期待したのだ。もちろん私も。最初の予報では紀伊半島に上陸して北陸の方へ抜けそうだったので島根県はまさに絵にかいたような降っても恵みの雨ですみそうな雰囲気だった。
ただ私の場合は雨が降ると困ることが一つだけあった。それが畑に山積みになっていた枯れ草である。雨にぐっしょり濡れると始末に困る。燃やせばいいのだが我が家の畑にちょうどいいスペースがないので、私は肥料の空き袋に枯れ草を詰めることにした。池の水草の枯れたのもあり、全部で11袋になった。毎朝のマルコの散歩の後、まだ陽が昇らない前にやったのだが、すぐに暑くなって3日ほど大汗をかいて詰め込んだ。沢山あるので力一杯ぎゅうぎゅうに詰めないといけなかったから、これに連日の暑さも加わり私はへとへとになった。これ以外にも夕方の散歩もあれば畑や庭の松の水やりなどやることが一杯あったのである。
そうこうしている間に、上陸地点が室戸岬⇒足摺岬⇒奄美・鹿児島・熊本辺りに変わって行き、そこから西に向かうと言う。段々不安になる。ちょっとコースが変わると島根直撃にもなりかねない。そこへ松江の娘から避難したいと言って来る。娘一家の住んでいる所は松江のゼロメートル地帯。誰もが知ってる有名な冠水エリア。7月9日の雨でも、ヘルパーさんの車はエンジンに水が入って廃車になり、娘の車もエンジンには水が入らなかったが錆ることが確定。一年もしたらドアが開かなくなる恐れがあるといわれているのだ。
3歳と9ヶ月の幼子を連れて来る。前回の冠水がトラウマになっているので最悪カセットコンロも必要になるかもと言う。実は私もカセットコンロが必要になるかも知れないと思っていた。オール電化なので停電したら我が家はアウトなのである。幸い5年前ぐらいにやはり台風対策で買って、未使用のカセットコンロがあるので引っ張り出してセットしたら点火したので一安心。それからはミルク用の水を買い、卵、孫用のヨーグルト、大好きな梨、アンパンマンジュース(家では飲めない。ジイジイの家にだけある特別なジュース)、鶏胸2枚、胡瓜3本、トマト2個などを買う。懐中電灯用の乾電池も買う。エアコンが止まった時、車に逃げ込むことを想定してガソリンも満タンにする。31日が孫の3歳の誕生日なので絵本まで買いに行く。私はそこまでやる元気はなかったが、知り合いは窓ガラスに養生テープまで貼ったと言う。二日泊まるから寝具も干す。肉体的と言うより精神的に疲れた。
そして29日の21時前、婿さんの車で娘と孫二人が到着。婿さんは翌日会社があるのでトンボ返り。ところが孫二人、いつもは寝ている時間に目が覚めてそれから2時間ほど交互に泣きぐずり寝てくれやしない。子供の泣き声は聞いているだけで辛いがなにもしてやれない。29日の夜が山かと思っていたが30日が山になりそうな感じ。
30日朝は6時前に犬に散歩を催促され、孫たちを起こさないようにそっと出て行く。少々降っていたがこの二日ほどは雨が降っても出かけていた。豆柴はずぶ濡れになっても雨水は浸透しないことに気がついたのである。ところがすぐに土砂降りになり散歩どころではなくなる。やはり台風の影響だろう。
福祉バス乗合所に逃げ込む。


写真ではわからないが土砂降り。前方の黄色は台風を前にして稲刈りをした後。
やむ気配がないのでこの後ずぶ濡れになって帰宅。ところがこの後降り続くと思いきや、11時には雨が上がる。この朝はおツルさんも餌場に来ていなかったが、雨が上がったのでもしかしたら来ているかもしれないと思い、孫を連れていつもの餌場に行くといるではないか。用意していたパンと米をやる。
午後からは降ったりやんだり。それほどの大雨にはならず。30日の夜が山場になるらしいが、この頃になるとどうやらこの台風は島根ではたいしたことにはならないのではないかと思うようになる。娘もスマホで松江の近所の川の観測カメラの映像を見るが水位は上がっているが前回ほどひどくはないと言う。
翌朝、松江の婿さんに電話したら水は溢れなかったよし。午後、迎えに来て全員松江に帰る。
その後、私はベッドにバタンキュー。2時間ほど寝る。
1日の夕方、10号は熱帯低気圧に変わったが東海や関東にはまだ雨が降るらしい。来るぞ来るぞ、大きいぞ。と言われていたが余りにものろのろしているうちにみるみる弱まった。今思うと気疲れの方が大きかった10号騒ぎだったが、私にとっては一つだけ疲れを取ってくれる出来事があった。それは孫におツルさんの餌やりを見せてやることが出来たことだった。前々からいつか見せてやりたいと思っていたがなかなか果たせなかった。それが思いがけず台風のお陰で見せてやることができたのである。
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