曽田博久のblog

若い頃はアニメや特撮番組の脚本を執筆。ゲームシナリオ執筆を経て、文庫書下ろし時代小説を執筆するも妻の病気で介護に専念せざるを得ず、出雲に帰郷。介護のかたわら若い頃から書きたかった郷土の戦国武将の物語をこつこつ執筆。このブログの目的はその小説を少しずつ掲載してゆくことですが、ブログに載せるのか、ホームページを作って載せるのか、素人なのでまだどうしたら一番いいのか分かりません。そこでしばらくは自分のブログのスキルを上げるためと本ブログを認知して頂くために、私が描こうとする武将の逸話や、出雲の新旧の風土記、介護や畑の農作業日記、脚本家時代の話や私の師匠であった脚本家とのアンビリーバブルなトンデモ弟子生活などをご紹介してゆきたいと思います。しばらくは愛想のない文字だけのブログが続くと思いますが、よろしくお付き合いください。

2024年04月

ブログでかなり昔、私は死ぬまで競馬をやる。第100回日本ダービーは出雲から東京競馬場まで見に行くと勇ましいことを書いたが、その後、中央競馬会も地方競馬も競輪もいつしかやらなくなっていた。父や妻の介護や看取りなどでそれどころではなくなったこともあるが、それ以前に予想に費やす時間を勿体ないと思うようになったのが大きい。残された時間は少ないのに、そんな貴重な時間をバクチに浪費することに危機感を抱いたのだ。
私は中央競馬と地方競馬と競輪と三つのネット口座を持っていたがちょうど残金も1万円前後になったこともあり離れるのに未練もなかったのである。不思議なもので離れてしまったら、馬の名前も分からなくなり、ニュースをみても知らない名の馬ばかり。ますます興味を失っていたのだが、たまたまTVで春の天皇賞の話をしていて「ディープボンド」が出ていることを知る。実は私はなぜかその馬の名前だけは憶えていたのだ。もう競馬はやめていたが、何かの大きなレースで勝つか2着に来た馬で長距離に強い馬と言う印象を持っていたのだ。もう7才馬で往年の力はなく無印に近い馬だったが、その名を聞いた瞬間、この馬が来ると閃いたのだ。確か残金も1万円を切っているので、全部使って0になってもいいやと思って超久しぶりに馬券を買うことに。
イオンで晩飯の材料を買いに出た帰りにコンビニで大阪スポーツを買う。家に着いたのが3時過ぎ。発送まで30分ちょっとしかないので大急ぎで買う。
PXL_20240428_105652681.MP
ただしどう贔屓目に見ても1着には到底無理。よくて2着の馬である。人気も6番人気である。そこで3着までに入ればいい複勝を1000円買う。馬連もきつそうなのでワイドで500円ずつ4点人気馬を中心に流す。それでも結構いい配当なのである。我ながら実に渋い買い方だと思う。
結果3着に来て、1番人気テーオーローヤルとの6-14が1290円。5番人気の隣のブローザホーンとの5-6が2470円つき、複勝が490円。全部で3000円買って23700円戻って来た。
口座は3万近くに回復。3万円ならおろしてしまってもいいのだが、この口座は東京で作ったので三井住友銀行。出雲に支店はない。島根県にもないはず。しかも10年以上記帳もしていなければキャッシュカードも使ってないので以前羽田で使おうとして使えなかったことがあるのだ。というわけでこのまま当分おいておくことになりそうだ。また何か閃いた時にでも使うか、年一回有馬記念だけ買うか、あるいは何年後かはっきりしないが100回ダービーの時に使うか。100回ダービーの時の為に増やすという考え方もある。

こんなことあっては欲しくないがいつか起きたら大変なことだと思っていたことが起きてしまった。
順を追って顛末を説明すると、朝6時半に起床、朝食後7:04に朝の散歩に出発。このところ散歩コースである川の南側の田んぼの中の道をおツルさんがいる東の田圃に向かって歩くもいつもの居場所にいないのでぐるっと回って川に戻って土手に上がり、土手を西へ引き返す。
PXL_20240415_223206988
すると今朝は土手におツルさんがいた。上の写真は食パンをやってさよならしたところ。
このまま川を渡って自宅に戻ったのが8時前で、約43分の散歩。
いつも帰って来たら玄関でハーネスを外し、ブラッシングする。この時、首輪も取ってブラッシングする。首輪をつけっぱなしにしていると首の毛が固まってしまうのでついつい外してブラッシングしてやっていたのだ。この時、玄関の戸を閉めていたつもりだったのだが少し隙間が空いていてちょっと手を離した隙にマルコが首を突っ込み押し開けて出て行ってしまったのである。
慌てて追いかけるが走ったら犬は余計に走るからと娘から注意されていたので、呼び止めながらゆっくり追うが、マルコはすたすた歩いて行く。朝の散歩コースとは違う夕方の散歩コースを川沿いに出ると西に向かって行く。どんどんスピードをあげるので私も走らないと追いつけなくなる。名前を呼んでも止まれと言ってもちらりと振り返るだけで一向に止まらない。私も焦る。このまままっすぐ行くとやがて国道9号線から出雲大社に行く道に出てしまう。交通量が多く、しかも出勤時間である。マルコがおしっこをしている間に走しって距離を詰め何とか回り込むがマルコは引き返す。
マルコは最近よく歩く裏道へ入る。追いかけて行くと右へ曲がり左へ曲がり逆コースをたどって戻って行く。このまま戻れば我が家だ。家へ戻ってくれるかもしれないと追いかけて行き、家が見えるところまで来る。このまま真っ直ぐ行け。次は曲がるなよと思ったらそこを曲がってしまう。隣保の道だが余り通らない道。やばいなと思って追う。次を右に曲がれば我が家の裏手方向に出る。曲がれよと思ったら真っ直ぐ行ってしまう。
思わず天を仰ぐ。この先の道は未知の領域。散歩には来ないので一度も来たことがないエリアなのだ。
もう私の足はがくがく、息切れして青息吐息。ふうふう言って追いかける。マルコは大社街道と並行して走る道をどんどん旧大社駅方向に向かって行く。もう恥も外聞もなく向こうから来る出雲高校や農林の生徒に止めてくれと頼むが、自転車で防いでくれてもすり抜けてしまう。
どこまで行くんだと絶望的になった時、若い女性の車が何度も先回りしてマルコを掴まえてくれようとする。ようやく掴まえかけたところでマルコはキャンと鳴いて引き返す。女性はそれ以上は用があって追えないと言うので感謝したして引き返す。
もうその頃はマルコははるか彼方。もう76歳の私は体力の限界。ヘロヘロ。すると大社高校の女生徒が自転車を置いて追いかけてくれる。その彼女も虚しく引き返して来る。見失ったと言う。大社街道を東へ出雲市方向へ行ったと言う。私もようやく大社街道に出るがマルコの影も形も見えない。完全に見失ってしまう。
家へ戻り車で探しに戻る。万が一戻って来た時のために玄関は少し開けておく。
車で大社街道を東へ走りあっちこっちの道を探し回る。探しながら電信柱に迷い犬の紙を貼る算段をする。首輪には電話番号も書いてあるし鑑札もあるのだが、首輪をしていないので、9時になったら保健所に電話をしなければ……。娘には何と言えばいいだろう。来週は孫の扁桃腺の手術で一週間付き添いでお泊りすると言うのに。泣くだろうな。余計な心配させてしまうな。なんてことを考えながら走り回っていて気がついた9時を過ぎていたので家に帰る。
戻って来たら近所の犬友達が二人と近所の人や全く知らない人と車が2台止まっている。
「マルちゃん、戻ってきたよ。その辺にいたんだけど」
慌てて家の周りを探すが見当たらず。ぐるりと回って戻って来たら庭の中にいた。私に気がつくと玄関から家の中に入ったので戸を閉める。
集まった人に話を聞くと、全く知らない人は迷い犬を見つけて追いかけてくれていたと言う。
いつも鶴がいる東の田圃から100mほど南の病院のあたり(散歩したことのない場所)をうろうろしていて、つぎに目撃された時は川の土手を歩いていたそうだ。
親切な人で迷い犬がいると保健所にも電話してくれていて、犬は無事に戻ったと連絡までしてくれた。
戻って来たマルコはすぐには家に帰ってきたわけではなく、あちこちの家に入り込んでいたらしく、犬友達の散歩に出くわし、マルコの方から近づいて来たらしい。
犬を預かって8ヶ月。よくぞ、家に戻って来れたとマルコに感謝する。短い間に仲のいい犬友達が何匹も何人も出来たお陰でもある。
マルコは7時過ぎに散歩に出て、帰宅してすぐ脱走したから、約2時間半、歩き回っていたことになる。
PXL_20240416_035711461PXL_20240416_070303746
さすがにくたびれて午後はずっと寝ていた。廊下で寝て、私の仕事部屋で寝て。
そして、夕方、今日はもう散歩しないだろうと思ったら29分散歩した。
私が股関節がガタガタで膝もガクガクしている。反省。これからは首輪は外しません。犬は絶対に家から出しません。

本当は池の補修や泥浚えまでやる気はなかった。ただ余りにも水の減り方が早くて一晩で一段目の数センチ上ぐらいまで水が減るので毎日毎日水を入れる手間が大変だったのである。そこでどこで水が漏っているのかを調べるために様子を見た。3月の終わりから水を入れないでほうっておいたらどんどん水が減る。下の写真は4月4日でモルタルで修理を始めた第一日目。石積みの間の隙間や一段目の割れ目などを補修してある。隣のMちゃんが出来ると言うので始めたのだ。白い筋模様になっているところがモルタルで補修した跡。ここからさらに10センチ程度水が減れば相当補修できるので、そこまでやっておけば水の減り方は少なくなるだろうと言う。
PXL_20240404_033204940PXL_20240404_033232227
4月7日
PXL_20240407_001753102
ここまで水が減ったら池の底まで10㎝程度しか水がない。ヘドロがものすごい。畑先生に聞いたら中学生の頃私の祖父が掘ったそうだから出来て70年ぐらい経つようだ。竹を刺したら1mくらい刺さる。底はコンクリートなど張ってない。ただの砂である。畑先生が言うにはこの辺りは1m半も掘れば地下水が湧いて来るので自然に水が上がって来て溜まるのだそうだ。そこに雨水や雨水桝の雨水を流して貯めたのだろうと言う。今の様に部落水道のまだない時代である。
4月8日
PXL_20240407_001858610PXL_20240407_001837570
一段目の補修は終わったのでその下の石積みの隙間を埋める。
PXL_20240408_020724992PXL_20240408_044946359
Mちゃんが頑張ってくれる。「こんなところ、人が見たら、道楽やってると思うだろうな」と私が言ったら、Mちゃん笑って、「おれも池の補修の仕事なんて何十年ぶりだよ」と言ってた。私はただ写真を撮っていた訳ではない。この石積みの隙間の掃除(藻や砂利などが詰まっているのを取り除いて綺麗にする作業)は「ひろちゃん、てごして」と言うから、本当は他にやりたいことがあったのだがせっせと手伝ったのである。その分手間賃が安くなるわけである。
4月11日
PXL_20240411_233650470PXL_20240411_233717856
補修は終了。確かにこの水位では水の減りようは少ない。こんなに水が減ることはないので少しでもヘドロを取っておこうとせっせと泥浚えをしている。なにしろ70年ぶりの泥浚えだからとってもとっても切りがない。土嚢袋で20袋はとったがこれでほんの一割ぐらい。
4月13日
PXL_20240414_040441332.MPPXL_20240414_040343292.PORTRAIT
土嚢袋を買いに行く暇がないので昨日から池の側に捨てている。
右)4月なのでギンヤンマが羽化した。一昨日羽化したギンヤンマの抜け殻に今日次のギンヤンマが掴まって羽化していた。底にヘドロがたまった池だが、準絶滅危惧種の水カマキリは生きているし、メダカもすごい数が泳いでいる。そろそろ畑のシーズンになるから泥浚えは終わりにして水位をあげないといけない。(部落水道の水を入れる)

犬の散歩コースをあちこち拡げていたら姿を消した鶴と出くわす。10年以上うちの近所で餌やりしていたお婆さんの姿が入院でもしたのだろうか2月のいつごろからか見えなくなり、鶴も見られなくなってしまっていたのだ。鶴が無事でいたのが嬉しいし、新しい散歩コースも気に入っていたので鶴に会うために通うようになった。ある日、餌をやる男性を遠くから目撃する。お婆さんの様に毎日餌やりしている人ではない。はじめて見た人。多分、時々餌をやっているのだろう。ふと私も餌をやってみたくなった。
お婆さんから食パンや米をやっていると聞いていたので早速食パンを買い翌朝の散歩でやろうと思ったら鶴の姿は見えず。夕方もいない。それからは食パンを持って出るのを忘れたり、雨が降ったりで鶴に会うチャンスがなかったが、ある日、無性に鶴に会えるような気がして食パンを一枚ポケットに入れて出る。それが3月17日の朝。7時過ぎ。
PXL_20240316_225641673
広い田園の端っこの空き地でおツルさんを発見。犬を連れているが逃げようとはしない。「おツルさん」と呼び掛けながら近づく。お婆さんが「おツルさん」と呼んでいたので、真似をしたのだ。パンをちぎって投げてやると近づいてきて食べる。長い時間いるとおツルさんもうっとおしいだろうと思いすぐにバイバイする。夕方にも近くの違う場所にいたのでパンをちぎって投げてやる。
それから18日朝夕、19日朝夕、20日朝夕と餌をやり続ける。このころになると向こうから寄って来る。
3月21日朝。
これくらい毎日2回会っているとおツルさんも慣れて来たのか、私が近づいて来ててもあぜ道にぺたりと座って腹ばいになる。こんな無防備な格好をするのは心を許したのかなと思って手を伸ばしてパンを差し出すと、立ち上がって来てぱくりと食べる。ついに餌付け成功!!!
PXL_20240324_225917253
ちょっと感動する。嬉しかった。でも、最初の一口だけでそれ以上は手から食べようとはせず、落ちているパンしか食べない。
3月22日
昨日の今日だから張り切って行くも、鳴き声だけはするのだが姿は見えず。つれないなあとふられた気分になる。
3月23日。一日中雨で散歩に行けず。おツルさんはこんな日はどうしているのだろう。
3月24日。朝夕、どこに行ったのか姿が見えず。私が餌を持って来ることはわかっているはずなんだから待っていればいいのにと思うのだが……。
3月25日。朝。私たちの姿を見たら空に向かって鳴く。向こうから近づいて来る。手から餌をやる。夕方も手から餌をやる。
3月26日。朝、雨。散歩できず。夕方、小雨だがパン持って散歩に出る。声は聞こえるが姿は見えず。雨が強くなり人も犬も塗れ鼠になって帰る。
3月27日。朝。手から餌を取ろうとしない。よそよそしい素振り。夕方。朝と同じ。なんでだろう?
3月28日。朝。妹の娘が祖母に会うために男の子4人(4歳新小1新小3新小5)を連れて来る。皆でおツルさんを見にゆくがさすがにおツルさん警戒して、いつもの空き地の端っこまで逃げる。私一人が近づいて餌をやる。夕方は雨。
3月29日。朝。手から餌をやっていると、トンビが飛んで来て何度も降りて来てパンくずを取って行く。おツルさん、怒って空に向かって鳴くもその場を離れてしまう。夕方。心配したがトンビは来なかった。餌は投げ与える。
3月30日。朝。先客がいて餌をやっている雰囲気。遠慮して私は川の方へ向かって帰る。時々振り返ってみる。遠いし目が悪いのではっきりとはわからないが餌をやろうとしているのだが、おツルさんは一向に近づこうとしない。それを見て、いい齢をして思わず「勝った」と呟く。
夕方。近くへ行くと向こうから寄って来て、手から餌を食べる。ちょっと優越感に浸る。
3月31日。朝。向こうから寄って来ると、畦で腹ばいになって待つ。   
PXL_20240330_222831893
立ち上がって手から餌をとる。
夕方。またも感激!!!
いつもの所にいなかったのでがっかりして川に出て帰ろうとしたら、対岸におツルさんがいた。
PXL_20240331_074439653.PORTRAIT.ORIGINAL
川幅は10m以上はある。パンを見せても来ないので、私も土手を降りて川岸にパンをちぎって撒く。この時、マルコは土手の上。いつもは田んぼの杭につなぐのだが、土手には犬を繋ぐものはないので私はロープを持っているしかなかった。するとおツルさん、突然グライダーのように川面すれすれに飛んで私の少し離れた場所に降りる。土手の上の近い所にワンコがいるのに川岸を歩いて来ると餌をついばむ。目の前に鶴が翼を広げて滑空する光景は映画のワンシーンを見ているようだった。この時、土手の上にいたワンコがおとなしくしていたのが不思議でならない。
4月1日。朝。感激して震える!!!
またしても感激させられる。私とワンコの姿に気がつくや、大きな田圃の端に居たおツルさんがやにわに私に向かって駆け出して来たのだ。昨日は飛んだが、走って来るのはまた違う感動だった。私も駈け出して抱き締めてやりたい。そう思わせるおツルさんだった。
はやくお婆さんに戻ってきて欲しい。お婆さんが留守の間にこんなことがあったんですよと報告してあげたいのだ

↑このページのトップヘ