この秋、素敵な古本屋さんを見つけた。今市の出雲そば店羽根屋本店の近くにある「句読点」と言う小さな古本屋である。今回、訪れたのは三回目。いつも羽根屋でお昼にそばを食べた帰りに立ち寄っている。最初はたまたま小さな古本屋が出来ていることに気がついてぶらりと入った。暮れに娘が孫を連れて帰省するので孫のためにいい絵本があれば買おうと思ったのであるが、レジの横を見たら箱の中に名刺大のカードがいっぱい置いてある。カードには100、200、300などのハンコが捺してあり、from〇〇〇(愛称)for本が好きな人へと書いてある。for出雲高校の学生へとかfor本がすきなお子さんへなどと記したものもある。
若い店主に「これは何ですか」と問うたら、お客さんに教えて貰って始めたシステムだと言う。
数字の意味は100円、200円、300円引きを意味している。その値引き分はあらかじめお客が誰か知らない本が好きな人のために支払っているのだそうだ。1000円の本を買う客は300円券を使えば700円で買えるのである。本好きが本好きのために、小さな子供のために、若い学生のために、あるいは同じジャンルの好きな人のために善意で作る割引券なのである。作る人に利益はない。お金を払ってカードを作るだけである。そのカードを使って本を読んでくれる人がいることが嬉しいだけなのである。
この世知辛い世の中になんとほのぼのとした話だろう。私は嬉しくなってその日は本は買わなかったが1000円払って200円券を5枚作った。一週間後、その店で孫のために絵本を買い、自分で作った200円券を使い、200円引きで買った。
話は続く。2週間ぐらい前だったろうかTVを見ていたら、これと同じシステムの駄菓子屋が長崎にあると言うニュースをやっていた。大人たちが子供たちのためにお金を出して100円券を作っているのである。子供たちは駄菓子屋さんへ来ると買い物に100円券を使うことが出来るのだ。8ヶ月で1700枚も使われたそうだ。ニュースで言ってたが、これはイタリアで始まった古い慣わしで、英語でいうサスペンテッドコーヒーのことだそうだ。スタバでもやっているそうだが意味はまるで違っていて、本来はコーヒーが飲めない人のために裕福な人が温かいコーヒーをふるまってあげると言う事らしい。
そのニュースを見て数日後、古本屋さんへ行き、孫のために二冊目の絵本を買った。もちろんカードを使わせてもらった。なんと500円券があったのである。

fromはるさんからfor時代小説が好きな人へと記されていたのだ。まるで私の為のカードかと思い、有難く使わせていただいた。カードを使うとそのカードの裏に使った人がメッセージを書いて欲しいと言われて御礼を記す。

その日は忙しかったので、私も今度カードを作りますとだけ記した。古本屋さんは年末年始の休みに入ったので、年が明けたらカードを作りに行くつもりである。実は前々から心に秘していることがあるのだ。
若い店主に「これは何ですか」と問うたら、お客さんに教えて貰って始めたシステムだと言う。
数字の意味は100円、200円、300円引きを意味している。その値引き分はあらかじめお客が誰か知らない本が好きな人のために支払っているのだそうだ。1000円の本を買う客は300円券を使えば700円で買えるのである。本好きが本好きのために、小さな子供のために、若い学生のために、あるいは同じジャンルの好きな人のために善意で作る割引券なのである。作る人に利益はない。お金を払ってカードを作るだけである。そのカードを使って本を読んでくれる人がいることが嬉しいだけなのである。
この世知辛い世の中になんとほのぼのとした話だろう。私は嬉しくなってその日は本は買わなかったが1000円払って200円券を5枚作った。一週間後、その店で孫のために絵本を買い、自分で作った200円券を使い、200円引きで買った。
話は続く。2週間ぐらい前だったろうかTVを見ていたら、これと同じシステムの駄菓子屋が長崎にあると言うニュースをやっていた。大人たちが子供たちのためにお金を出して100円券を作っているのである。子供たちは駄菓子屋さんへ来ると買い物に100円券を使うことが出来るのだ。8ヶ月で1700枚も使われたそうだ。ニュースで言ってたが、これはイタリアで始まった古い慣わしで、英語でいうサスペンテッドコーヒーのことだそうだ。スタバでもやっているそうだが意味はまるで違っていて、本来はコーヒーが飲めない人のために裕福な人が温かいコーヒーをふるまってあげると言う事らしい。
そのニュースを見て数日後、古本屋さんへ行き、孫のために二冊目の絵本を買った。もちろんカードを使わせてもらった。なんと500円券があったのである。

fromはるさんからfor時代小説が好きな人へと記されていたのだ。まるで私の為のカードかと思い、有難く使わせていただいた。カードを使うとそのカードの裏に使った人がメッセージを書いて欲しいと言われて御礼を記す。

その日は忙しかったので、私も今度カードを作りますとだけ記した。古本屋さんは年末年始の休みに入ったので、年が明けたらカードを作りに行くつもりである。実は前々から心に秘していることがあるのだ。





































