儂はいま病院で年間3つの定期検査を受けている。1つは毎年2月ごろ受けている健康診断(スプリングドックと呼ばれている)。後の2つは半年置きに年2回3月と9月に膵臓のMRI検査である。
2月22日に受けた健康診断の超音波診断で膵嚢胞が増大傾向にあると診断されてしまった。その時の心境は「ついに来たか」であった。前年の9月のMRIで膵嚢胞がほんの少し膨らんでいると指摘されていたのだ。その時、先生は心配することはない。嚢胞の中の液が増えて膨らむこともあるからと言ってたのだが、本人にしてみればいい気持ちはしない。それまでの2年間は大きさに変化はなかったのだから、何かが悪さを始めたのではないかと誰だって心配になる。健康診断でもどう言われるか気になっていたのだ。
それが恐れていた通り増大傾向と言われたのだからショックはあった。自分にとって何がショックだったかと言うと超音波で増大していると指摘されたことが大きかった。MRIから比べたらはるかに精度の低い超音波で大きくなっていると診断されたのだ。MRIで精査したらもっと大きくなっているかもしれないと思うのが普通である。石原慎太郎のことが脳裏をよぎる。
3月のMRI検査は25日である。その時点では1ヶ月以上先だった。何か対策をすれば嚢胞は小さくなることはなくても大きくならないようにすることはできないものかと素人が考えた。つらつら考えるに食事がいい加減になっていたことに思い当たる。脂質を抑えた食事を2年以上律儀に続けて来たのだがさすがに気が緩んでいた。なんせ腹が減ってしょうがない。ついつい食べ過ぎ傾向にあったのだ。そこで原点に立ち返り、腹八分に徹底し、脂質制限も厳格に守る食事を続けたのである。
25日にMRI検査が終わった後、もう顔なじみになった技師が「よく撮れましたよ」と言った。儂はどきっとした。これまで技師がそんなことを言ったことはなかったのだ。膵嚢胞が悪くなっているのを慰めるために言ったのではないかと思ったのである。
そして、今日29日が結果発表。まな板の鯉で、でもドキドキしながら診察室に入ると、先生開口一番「変わりありませんよ」。えっと拍子抜けする。図を見ても素人でも前回の9月と変わらない。前回少し膨らんだ嚢胞はそのままの大きさを維持していたのだ。やれやれと胸をなでおろす。
先生に超音波で増大傾向にあると診断されたのだと健康診断の結果通知を見せたら、「そりゃあ悪くなっていると思うよねえ」と笑っていた。超音波は年に一回なので一年前と比較している。去年の9月に少し増えたのを捉えて増大傾向と判断したようだ。その可能性もあるかもと思ってはいたのだがぬか喜びになるのが嫌だったので悪い方を考えていたのだ。
診察が終わった後、先生に2年前に石原慎太郎が書いた膵臓癌の重粒子線手術の手記をコピーしたものをプレゼントする。先生、膵臓の専門だから大いに喜ぶ。自分は石原慎太郎の本は読んだことがなかったけれど、先日一冊買ったんですよと言ってた。何を買ったのかとても興味があったが聞かなかった。
ところで2月22日から一ヶ月腹8分目で脂質に注意した食事を続けたが、
総コレステロールが204⇒198に減り、中性脂肪が101⇒72に減り、善玉コレステロールは57⇒66に増え、悪玉コレステロールは128⇒118に減った。
一ヶ月でこれだけ効果がみられるとは思いがけない副産物であった。無理しないで続けようと思う。
2月22日に受けた健康診断の超音波診断で膵嚢胞が増大傾向にあると診断されてしまった。その時の心境は「ついに来たか」であった。前年の9月のMRIで膵嚢胞がほんの少し膨らんでいると指摘されていたのだ。その時、先生は心配することはない。嚢胞の中の液が増えて膨らむこともあるからと言ってたのだが、本人にしてみればいい気持ちはしない。それまでの2年間は大きさに変化はなかったのだから、何かが悪さを始めたのではないかと誰だって心配になる。健康診断でもどう言われるか気になっていたのだ。
それが恐れていた通り増大傾向と言われたのだからショックはあった。自分にとって何がショックだったかと言うと超音波で増大していると指摘されたことが大きかった。MRIから比べたらはるかに精度の低い超音波で大きくなっていると診断されたのだ。MRIで精査したらもっと大きくなっているかもしれないと思うのが普通である。石原慎太郎のことが脳裏をよぎる。
3月のMRI検査は25日である。その時点では1ヶ月以上先だった。何か対策をすれば嚢胞は小さくなることはなくても大きくならないようにすることはできないものかと素人が考えた。つらつら考えるに食事がいい加減になっていたことに思い当たる。脂質を抑えた食事を2年以上律儀に続けて来たのだがさすがに気が緩んでいた。なんせ腹が減ってしょうがない。ついつい食べ過ぎ傾向にあったのだ。そこで原点に立ち返り、腹八分に徹底し、脂質制限も厳格に守る食事を続けたのである。
25日にMRI検査が終わった後、もう顔なじみになった技師が「よく撮れましたよ」と言った。儂はどきっとした。これまで技師がそんなことを言ったことはなかったのだ。膵嚢胞が悪くなっているのを慰めるために言ったのではないかと思ったのである。
そして、今日29日が結果発表。まな板の鯉で、でもドキドキしながら診察室に入ると、先生開口一番「変わりありませんよ」。えっと拍子抜けする。図を見ても素人でも前回の9月と変わらない。前回少し膨らんだ嚢胞はそのままの大きさを維持していたのだ。やれやれと胸をなでおろす。
先生に超音波で増大傾向にあると診断されたのだと健康診断の結果通知を見せたら、「そりゃあ悪くなっていると思うよねえ」と笑っていた。超音波は年に一回なので一年前と比較している。去年の9月に少し増えたのを捉えて増大傾向と判断したようだ。その可能性もあるかもと思ってはいたのだがぬか喜びになるのが嫌だったので悪い方を考えていたのだ。
診察が終わった後、先生に2年前に石原慎太郎が書いた膵臓癌の重粒子線手術の手記をコピーしたものをプレゼントする。先生、膵臓の専門だから大いに喜ぶ。自分は石原慎太郎の本は読んだことがなかったけれど、先日一冊買ったんですよと言ってた。何を買ったのかとても興味があったが聞かなかった。
ところで2月22日から一ヶ月腹8分目で脂質に注意した食事を続けたが、
総コレステロールが204⇒198に減り、中性脂肪が101⇒72に減り、善玉コレステロールは57⇒66に増え、悪玉コレステロールは128⇒118に減った。
一ヶ月でこれだけ効果がみられるとは思いがけない副産物であった。無理しないで続けようと思う。


