「抗生物質の点滴治療の結果、蜂窩織炎は治ったので明日退院しますが、実は骨折していることがわかりました」と、言われ、思わず「なんでやねん」と叫びそうになる。13日に救急で運ばれた時にレントゲンを撮っているのに、なぜ退院する時になって骨折だなんて。誰だって「なんでやねん」である。
先生曰く。発赤は退いて、蜂窩織炎は良くなっているのに痛みを訴えるので、レントゲンより一段上の機械で調べたら上腕部に骨折が認められたとのこと。発見が遅れた理由は妻が痛みの程度や場所などを正確に言えなかったからだそうだ。そう言われれば、妻はしきりに肘が痛いと訴えていたが、蜂窩織炎の発赤は上腕部から肩、肩甲骨の辺りだった。先生だって、同じ場所で蜂窩織炎と骨折をWるで起こしているなんて夢にも思わないだろう。
儂も付き添いで来た施設の看護師さんと、「骨折でなくてよかったねえ。皮膚科でよかった」と喜んでいたので、両方で苦しんでいたと知り胸が痛む。
整形の先生と変わり治療方針を聞く。本来なら手術をするのだが、麻痺している腕を手術しても腕が動くようになるわけではないので、手術はしないで三角巾で、2、3週間安静にするとのこと。
10月21日退院。立ち会う。骨折の痛みと蜂窩織炎の痛みの違いがどのようなものか分からないが、左腕を動かすと痛いと言う。思いがけず、救急、入院、退院と三回ナマの面会が出来たが、次はいつナマの面会が出来るか分からない。妻はこれから継続的に骨粗しょう症の薬を飲み続けることになる。
10月25日は妻の古希の誕生日。三角巾で腕を吊っている者が車椅子で移動するのは大変だろうと思い、
面会はせず、バースデイケーキとノンアルコールビールを届ける。

イオンで買って届ける。誕生日の面会は娘のオンライン面会に任せる。こちらはベッドで寝たまま面会できるので妻も楽である。
9月からのオンライン面会は孫の映像が出ると大きな声を上げて喜ぶと言う。
今回もとても嬉しそうに何やら大声で言うので、娘が妻に「何かメッセージはありますか」と聞いたところ、「けんかで一番になるのよ」と、言ったのだそうだ。
娘と大笑いする。これほど妻らしい言葉はない。喧嘩では一度も負けたことがないのが妻の自慢だった。
今日が自分の誕生日だと言うことは分かっていたそうだ。
「可愛い顔に生まれてよかったね」「また正月に会おうね」「元気が一番よ」とも言ってたそうだ。
「腕大丈夫」と聞いたら
「骨折しました」と答え、「痛いけど、いい先生がいるから大丈夫」と言ったそうだ。
早く骨折が治って欲しいものだ。
孫が生まれてから娘とのオンライン面会が絶好調なので、妻との面会は娘に任せ、その分を93歳の母の面会に充てている。グループホームの面会は特養ほど厳しくなく、短時間だが玄関先で距離をおいてマスクで話をすることが出来る。


右の柿3つは隣家の熟柿。左の2つは我が家の柿。母は熟柿が大好きなので、隣の柿を勝手にとっては(取っていいことになっている)母に届けている。10月中には4回ほど届けた。土曜日には必ず女性週刊誌を届けている。右の刺し子は妹が送ってくれたもので夜一人で縫ったそうだ。物忘れはひどくなったがまだこんな細かいことが出来るとわかって喜んでいる。

