6月24日に、4年前に亡くなった幼馴染からの思いがけない贈り物を貰った。
それが、この箱に入っていた。隣の畑の片隅に木立に囲まれた農機具小屋があり、その横の空き地にこの箱があった。この箱の手前にも木が茂っていて、帰郷して何年にもなるのに、こんな箱があることも知らなかった。目には入っていたかもしれないが、興味を引くものではなかったようだ。もちろん、幼馴染が作ったもので、何とこの中には藁の束がぎっしりと詰まっていた。

実は奥さんも開けるのは幼馴染が死んでから初めて。もし、使えそうだったら使って欲しいと言われる。忙しくてこの箱の整理も出来なかったのだが、そろそろ去年の余った藁をこの箱に片づけようと思い、古い藁を処分しなければならなくなったのだ。焼却するぐらいなら、儂に使って欲しいと言ってくれた次第。しっかりした箱で雨水も入っていない。多少、ネズミなどが食っているが、何年も経ったものとは思えないくらいしっかりした藁であった。しかもきちんと束ねて縛ってある。いかにも丁寧な幼馴染の仕事ぶりだ。「使わせてもらうよ。ありがとうね」しみじみと1才下の幼馴染を思い出す。思いがけない贈り物に感謝しながら使わせてもらう。


それが、坊ちゃんカボチャの畑の敷き藁となる。贅沢にたっぷりと使わせてもらった。右がすくすく育っている坊ちゃんカボチャ。6月28日段階。もう、この大きさのカボチャがごろごろ出来ている。
【じゃが芋のためし掘り・6月25日】
かなり前から枯れた「はるか」が2本あったのでためし掘りした。ジャガイモは少しでも緑が残っていると、葉っぱで作った養分を、芋に送り込んでいるので、完全に枯れてから掘り上げるのがいいのだそうだ。去年までは、そんなことは知らないから、まだ枯れ切ってないのを片っ端から引っこ抜いていた。


「はるか」の手前の2本を掘り起こす。

これが新農法じゃが芋の現段階の結果。
卵よりは大きいのが3、4個で、後の半数が卵より小さいものばかり。
正直、出来は悪い。去年までのように肥料をやり、土寄せをしていたら、軽くこの2倍は出来て、もっと大きいものも出来ていたはずだ。とはいえ、これは完全に無肥料で育てている。ある意味、無肥料で何の世話もせずに、ここまで育ったのなら、悪くはないのではないかと思い直す。
と言うのも、なぜか今年の「はるか」は茎の伸びも悪く、葉っぱの茂り方も悪く、とても成長が悪かった。だが、隣に作った、「グラウンドペチカ」と「アンデスレッド」は、とても勢いが良くて、「はるか」の倍は育っている。もう倒れているが、葉はまだまだ緑をたくさん残している。これだけ、上物が育っていれば、当然芋も大きくなっていていいはずである。という訳で、じゃが芋の新農法の結論は「グラウンドペチカ」と「アンデスレッド」の結果待ちである。
【植木屋さん推奨・垂直農法・6月25日】
植木屋さんが松の剪定に来る。儂が畑先生に、トマト以外にも、ナスまで垂直農法を取り入れたと能書きを垂れていたら、植木屋さん驚く。「出雲に垂直農法をやっている人がいたなんて。後で畑を見せて下さい」と言われる。儂もびっくり。
「植木屋さんも畑をやっているのですか」
「私は畑はやってません。でも、道法さん(垂直農法の農家)の垂直農法は植木をやる者にとってもとても示唆に富み、勉強になるので研究しています」と、言うではないか。
「垂直農法はいいと思いますよ」と、励ましてくれる。
植木屋の実体験から言っても、真っ直ぐに育つものこそ一番健康で正しいのだそうだ。来月、植木屋さんは道法さんの講演が広島の豊島(瀬戸内の島・道法さんは豊島の人)であるので、わざわざ聞きに行くと言う。いやあ、すごい人がいるものだ。儂だって行きたいけど、とても無理。以前、山陰に講演に来られたことがあると聞き、もし来られるようなことがあったら教えてくれと、植木屋さんに頼んでおく。
【垂直農法倒れる・6月28日】
昨夜は大雨。雷も鳴り、風も吹いた。今朝はその雨の中、父をCT検査に連れて行く。
午前中で終わり、雨も上がる。午後から外出、夕方、戻ったら、何と垂直農法のトマトが倒れているではないか。


4本の内、左端の1本を残し、3本が倒れている。見ると根元から支柱が折れ曲がっている。ああ、泣きたくなる。雨が降り出す中、隣の奥さんに手を貸してもらい、3本を起こして応急措置で何とか支える。右隣の支柱1本立ての普通の栽培トマトと比べたら、いかに垂直農法のトマトが太く重いか知れようと言うものだ。何たって脇芽を8本も縛り付けているのだから。この先、台風も来るだろうし、こいつの補強は大変なことになりそうだ。
トマトもぼちぼちでき始めている。左から、「土カチンカチン農法」、真ん中の3個が「脇芽縛りの垂直農法」、右が「いわゆる普通農法」。
食べ比べて味を確かめる。
正直、垂直農法は一割方甘みが少ないような気がする。他は似たり寄ったりだが、プロの農家が作るものではないから、非常に低レベルの争いである。食べ放題、無農薬、新鮮だけが取り柄。自家用とはそんなものか。糖度まで自慢できるようになるのはいつのことやら。


6月9日。

出雲へ戻って来てから、乾燥した玉ねぎを束ねた。
左)














その結界になっているのが『三つ鳥居』と呼ばれる鳥居である。拝殿のすぐ裏にあるが写真撮影禁止。

今回のツアーは大和路に残る出雲の神々を訪ねるのが目的であるが、真っ先に問題になるのは当然の如く、なぜ大和に出雲の神々が祀られているのかと言うことである。
桃△A 三輪山







