昨夜、地震があった。
ぐらっと来て、でかいかなと思ったが、いつものごとくそのまま布団の中。
おふくろが悲鳴を上げた。親父が起きて来て、おふくろの寝室までやって来ると「大丈夫か」と言うのが聞こえたが、私は「どうせたいしたことはあるまい」と、起きもしない。たいした親不孝者である。
その後、2、3度揺れたが、寝てしまう。
起きて目が覚めるのが嫌で、何時か時間も確かめなかった。
私の地震に対する考えは決まっている。地震は最初のぐらりですべてが決まると思っていて、最初のぐらりが耐えられるものだったら、その後は騒がないで、寝てたら寝続けるし、コーヒーを飲んでいたらコーヒーを飲み続ける。
さいわいこれまで神戸や東北のような地震には出くわしていない。
7時に起きて、島根西部が震源地で、石見太田が震度5強と知る。
出雲市は震度5弱。驚いたのは5強と5弱の違い。
大田市の方は地割れがしたり、水道管が破裂しているのに、我が家では写真立てが倒れた程度。大田市は母の実家があり、子供時代の夏休みを過ごしたので、懐かしい地名が出て来て、親戚の被害が心配になる。
これまで出雲は大きい地震がなかったので、多寡を食っていたが、解説によると、南海トラフの圧力で、日本海側に圧力がかかっているらしく、これから地震は続くと言うではないか。
さすがに不安になって来た。
近年、こちらには大地震はないが、万寿3年(1026年)には、地震で万寿大津波が発生、島根県益田市沖の鴨嶋が水没したと言われている。はっきりと歴史的に証明されてはいないが、万寿の地震が有名なのは、この島が柿本人麻呂の終焉の地とされている伝説があるからだ。
三陸で起きた貞観地震(869年)も地震学者はその文献資料を信じなかった。
万寿地震も学者は信じていない人が多いようだが、1000年に一度の貞観地震の規模の地震は起きた。1000年、山陰は巨大地震はなかったからと言って安心はできない。
農協に電話して、火災保険に地震保険を付加してもらおうかとマジで考えている。
真夜中に昨夜程度の地震が起きたら、今度からは起きることにしよう。熊本地震の時も最初のぐらりより、二度目のぐらりの方が大きい地震が起きたと言う例を思い出した。
少し前に、我が家の小さな門がぐらぐらしていると裏のMちゃんが教えてくれた。水準器で計ったら数センチ傾いていると言う。強い風が吹いたり、地震が来たら、崩れても不思議ない。応急処置でつっかい棒をした方がいいと言っていたのを思い出す。
偶然ではないような気がして来る。備えあれば憂えなしである。門の補強も早くやってもらおう。