スマホの画面には「出雲保健所動物管理グループ」と表示されていた。こんな所から電話がかかって来たら、誰だって何だろうと思う。先週の土曜日3月19日のお昼ごろであった。たまたま我が家では両親が犬を飼っていた。でも、もう10年ぐらい前に死んでいる。犬の鑑札も狂犬病も予防注射ももはや関係ない。面倒くさいのでわしはてっきり間違い電話か何かだろうと思ってそのまま放っておいた。すると、夕方、また電話がかかって来た。しつこいなあと思いながら電話に出たら、なんと先日退院した母のコロナの入院費が無料になるので、その手続きのための電話だと言う。3月22日火曜日の11時に出雲保健所に行くことになる。到着したら「出雲保健所動物管理グループ」の電話番号に電話してくれと言われ、乗って来る車の車種と色とナンバーを聞かれる。
わしは電話を切る前に聞きました。
「どうしてコロナの電話が保健所の動物管理グループからかかって来るのか?てっきり飼い犬を保護しましたと言うような間違い電話だと思って取り合わなかったのだと」
すると、先方は保健所の業務が逼迫して回線が足りなくなったので、急遽動物管理グループの回線を使って連絡しているのだと謝った。
日本一感染者の少ない島根県の保健所でも回線が不足するのかと改めてコロナの大変さを知らされる。
わしにもぬかりがあった。土曜日と言えば普通はこういう役所関係は休みのはずである。そこから電話があったのだからもう少し深く考えて電話に出るなり、折り返し電話するとかすればよかったのだ。
22日の連休明け、出雲保健所の駐車場に車を駐め電話をする。職員が再度車の車種とナンバーを聞いて出て来る。職員に案内されて保健所の一室に通されて説明を受ける。
PXL_20220322_103253517
コロナで入院した人の入院費は市町村民税所得割額の年間合算額で決まり、56万4千円以下の場合は無料になり、超える場合は月額2万円の自己負担額を支払わなければならない。今回初めて知った。年金生活者の場合は皆56万4千円以下なので文句なしに無料になるので「感染症患者医療費公費負担申請書」に母の代理で必要事項を記入し、手続きは簡単に終わる。
もしこれが儂が生計を同一にして入院費を払う立場だとすると、儂の住民票の写しや課税証明などを提出しなければならない。
手続き終了後、関係書類を渡されたが、3月7日付けで「感染症の予防及び感染症の患者に関する法律の規定による入院の勧告について」と言う書類があって、3月10日から13日まで72時間の入院期間が決まり、3月12日には「感染症の予防及び感染症の患者に関する法律にい基づく入院延長の勧告について」と言う書類が出て、3月13日から3月23日まで10日間の入院期間の延長が決まっている。(退院したのは3月15日)。3月15日には「就業制限解除通知書」が発行されている。(病原体を保有していないことが確認された日及び確認方法が記載されている)
この他にも3月7日の通知書もある。これは感染症の病名、症状(母の場合は咳、咽頭炎)、診断方法(検体から核酸増幅法による病理体遺伝子の検出)が記された後に、就業制限や罰則、就業制限解除に係わる確認請求や不服審査請求などの記載がある。
厳密にやろうとすればこれくらいの書類は必要なのだろうがいやはやこの書類を見ただけで保健所業務の大変さの一端が垣間見える。
帰り際に保健所は土曜日もやっているのかと問うたら、コロナにかかわる部署だけは土日も動いているそうだ。頭が下がる。