いま島根医大にいる。94歳の父の診察は終わったが、MRIが午後なので、父はベッドで寝て待っている。暇潰しにブログを書くことにした。
男の介護で困ることの一つは女性の下着売り場へ行かなければならない時だ。女手があれば頼むのだが、そういう時に限って女手がない。
妻は常時おむつ類の世話になっているので、必要なのは上の肌着である。左半身が麻痺しているので、衣類は前開きしか着ることが出来ない。下着もマジックテープのついた前開きでなければならないが、これは大抵介護用品売り場にあるので、女性用であっても購入するのに抵抗はない。問題は夏である。ランニングタイプの前開きはあるのだが、生地が厚くていかにも暑そうである。幸いランニングだとかろうじて着ることが出来るので、薄くて吸湿性のよいランニングタイプの肌着を買ってやりたいのだが、いざ売り場へ向かうも女性下着売り場のフロアに立った途端たじろいでしまう。
色艶やかな下着がこれでもかと飾り付けてあるのを見たら、とても売り場へ入って行く勇気が出ない。
フロアをうろうろしているだけで変なおやじと思われているのではないかと気が気でない。
困り果てた私は店員に相談することにした。
若い店員だと恥ずかしいので、一番年配のおばさん店員に事情を話したら、おばさん、にこにこ付いて来て、一緒に商品を選んでくれた。この時ほどおばさんが天使に見えたことはなかった。
下着に限らず、女性の衣類を選ぶのは難しい。大きかったり、小さかったり。たまにはオシャレをさせてやらないと可哀想に思い、選びに選び、高いものを買った時に限り、微妙に小さかったりするとがっかりする。
