曽田博久のblog

若い頃はアニメや特撮番組の脚本を執筆。ゲームシナリオ執筆を経て、文庫書下ろし時代小説を執筆するも妻の病気で介護に専念せざるを得ず、出雲に帰郷。介護のかたわら若い頃から書きたかった郷土の戦国武将の物語をこつこつ執筆。このブログの目的はその小説を少しずつ掲載してゆくことですが、ブログに載せるのか、ホームページを作って載せるのか、素人なのでまだどうしたら一番いいのか分かりません。そこでしばらくは自分のブログのスキルを上げるためと本ブログを認知して頂くために、私が描こうとする武将の逸話や、出雲の新旧の風土記、介護や畑の農作業日記、脚本家時代の話や私の師匠であった脚本家とのアンビリーバブルなトンデモ弟子生活などをご紹介してゆきたいと思います。しばらくは愛想のない文字だけのブログが続くと思いますが、よろしくお付き合いください。

カテゴリ: にわか百姓・畑日記

ウルトラ万次郎の苗を植えたのが5月26日。
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手前に万次郎カボチャを作る万次郎苗(仮称)を植え、その向こう少し離れたところに万次郎苗だけでは花粉が足りないので、授粉させるための受粉専用苗を植えた。向こうに見える敷き藁をしたところ。雨で土が撥ねて葉につかないように藁を敷いた。(右の写真)。
ところが5日後の5月31日に畑を見たら
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ない。受粉専用苗が消えていた。慌てて藁をはぐったらダンゴ虫の大軍が密集していた。(この写真ではダンゴ虫が逃げ散った後)。葉っぱはダンゴ虫に食われてしまっていたのだ。これまでカボチャの苗に敷き藁したことは何度もあるがダンゴ虫が集まって葉っぱを食べたことは一度もなかった。どうやらここは何年も畑として使っていなかったところなのでダンゴ虫がたくさんいたようだ。
一本の苗から100個のカボチャを作る夢はわずか5日にして消滅する。万次郎苗だけでも普通のカボチャのように出来ないことはないが、100個作るためには受粉専用苗の助けがあってこそなのだ。
藁にもすがるおもいで田中種苗に電話し、事情を話して受粉専用苗が手に入らないか相談する。
田中種苗は販売会社に問い合わせしてくれる。三日後返事があり。もう販売会社にも苗はないと言う。
思わず天を仰いだら、田中種苗は他のかぼちゃでも受粉専用苗ほどの力はないが受粉できると言う。そのかわりどんなカボチャでもいいからたくさん植えた方がいいと教えてくれる。
しかし、ここで問題があった。もうカボチャの植え付け時期はとっくに終わっているのだ。仕方ないのでネットで苗を探しミニカボチャの苗を三本申し込むが、届くのは6月12日だと言う。
待ちきれないので苗を探して回るが、どこにももう苗は売っていない。やっと見つけたのが大型農道の「しんしん」。葉っぱが黄色く変色して今にも枯れそうなのが2本だけ残っていた。1本が「ロロン」。もう1本が「ブラックジョー」。
6月3日。ロロンとブラックジョーの苗を植える。
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専用受粉苗を植えた跡にロロンの苗を植え、少し離してブラックジョーの苗を植える。藁を敷くとまたダンゴ虫が来るのでもう藁は敷けない。しかし、ダンゴ虫はうじゃうじゃいる。ネットで調べてダンゴ虫対策を施す。
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ダンゴ虫はコーヒー液の匂いを嫌うと言うのでドリップしたコーヒー液を苗の周りにスプレーする。しかしいくらスプレーしてもうろうろしているので、空き缶を埋めたりガムテープを敷く。
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ブラックジョーの苗にも、スプレーして、空き缶を埋め、ガムテープも敷く。翌朝みたら空き缶の中はダンゴ虫がうようよ。
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ウルトラ万次郎苗の本体様はカバーをしているせいかダンゴ虫は寄り付いていない。12日にミニカボチャの苗が来たら植え足す予定。果たしてどうなるやら。けちがついてしまったのでもう余り期待はしていない。100本は到底無理。30個出来たら御の字。せいぜい10個か。そんな予感がしている。今年は来年のための勉強だ。
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万次郎苗の向こうオレンジのポールが立っている所、右にロロン、左にブラックジョーの苗を植えた。

ウルトラマンタロウは言わずと知れたウルトラシリーズの一作品である。ウルトラマンジロウと言う作品はないし、いかにもウルトラマンタロウの弟ぽい名前だが、ウルトラマンタロウの中にウルトラマンジロウは登場もしない。いかにもウルトラマンに関係がありそうだがウルトラマンシリーズの没になった幻の企画でも、没になった脚本に登場した訳でもない。
では、一体ウルトラマンジロウとは何者なのか?
正確にはウルトラ・マンジロウと言う。漢字で書けばウルトラ万次郎である。ではウルトラ万次郎とは何か?実はこれがカボチャの名前なのである。
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このかぼちゃ、一本の苗から何と100個ものカボチャが出来ると言うギネス級のウルトラかぼちゃなのである。4、5年前から田中種苗で目にしていたのだが、このかぼちゃは店に出るのが遅く、5月の半ば過ぎなのである。普通の人はその頃にはカボチャの植え付けは終わっている。私も興味はあったのだが店に出るのを待ってられなくて毎年買いそびれていた。しかも入荷数が少なくすぐに売り切れてしまう。去年は植え付けが遅れたので植えようと思ったのだが売れ残りのしなびたのが一本残っていただけなので諦め、今年こそはと4月から予約し、5月の25日にやっと手に入れたのだ。今年は例年よりさらに入荷が10日も遅れた。苗、一本1650円である。カボチャの苗は280円とかそんなものだからべらぼうな値段だが100個できることを考えたら高くはない。私なんか普通のカボチャは良くて2個。満足の行くものは1個もできない苗もあるのだから。写真では2本あるが、青ポットは専用受粉苗で、赤ポットだけでは花粉が足りないので、受粉用の花粉を飛ばしてくれる苗である。2本で1セットと言う訳だ。専用受粉苗にもかぼちゃは出来るが、赤ポット苗のカボチャの方が美味しいそうだ。
葬式の張場の雑談でこのかぼちゃの話をしたら、皆に笑われた。100個もできるかぼちゃがうまいはずがないと。だが説明書には「粘質系でしっとりと食感、上品な栗味。どんな料理にも抜群に合う」とある。見た目も去年作った「ロロン」に似ている。ロロンはうまかったのでひそかに期待している。
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右の小さい苗が専用受粉苗。
深さ30センチの穴を掘り、牛糞たい肥を10㎝、化成肥料と鶏糞をばら撒き、有機石灰を撒いた上に土を戻し植え付けた。
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風で飛んで来たカバーで保護する。専用受粉苗の方は敷き藁をしておく。
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すごく広がると言うので離して植える。奥の藁を敷いた所が専用受粉苗。普通のカボチャでも広がるからこの広さでは多分狭いだろうと思っている。受粉は自然交配はするが手伝った方がいいらしい。秋にはみんなを黙らせることができるか、それとも笑われるか。

畑と池の様子。
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5月12日薩摩芋シンシアを植える。垂直植えは楽だけど収量が減るので、今年は斜め植えにする。竹で斜めに穴を開け、そこに苗を植える。今年の苗はひどい。おんぼろ苗。
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植付終了。            5月21日
右)葉っぱは枯れたり萎れてしまったが、新し葉が出て来る。これで一安心。薩摩芋は強い。
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左)5月15日池で見つけたギンヤンマとシオカラトンボのヤゴ。
右)5月16日。真夜中。ギンヤンマが孵化し始める。
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左)5月17日12時を過ぎる。     右)5月17日朝
ここまで脱皮したところで動きが止まった。眠くもあり、ふ化に失敗したと思って寝てしまったら、朝起きたら孵化していた。
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出雲の空へ飛んで行く。
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5月21日
池で鴨が交尾していた。水中に沈んで見えないのが雌。鴨の交尾は初めて見た。
「疲れたなあ」と言っていた。

4月に入ってからの畑は例年と比べてちょっとおかしい。おかげでてんてこまいさせられた。
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4月6日
まずは強風の洗礼。何日か冷たい風が吹いて一回目の土寄せをしたのに空豆が倒れる。去年はこんなに強い風が吹かなかったので支柱を立てることはなかったのだ。うんざりしながら倒れた空豆を起こして行く。
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4月7日
かたわら空豆の整枝をする。余分な茎を間引く。間引いた茎は捨てる。日光があたり風通しがよくなるように密生した細い茎を間引く。去年は4本から5本残したが、8本残してもいいようなことが書いてあったので6本~8本残す。欲を出していいことはないのだが誘惑には勝てない。こんな作業にも時間は取られる。
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4月8日
2回目の追肥をして土寄せをする。
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4月11日
空豆の頭を切る。これ以上伸びても豆は出来ないので栄養を豆に回すため。頭が伸びていると風に煽られる。茎の数だけでも一株8本近くあるから200本はある。手間のかかることです。
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4月14日
じゃが芋が大きくなったので、こちらも茎を3本立てにする。抜いた茎は捨てて置いた。
こんな作業もちょこまかこまかやらないといけない。
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同じ4月14日
今年もギンヤンマの第一号が羽化した。が、その後今日23日まで次が出て来ない。
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4月17日
左)間引いたじゃが芋の茎。すっかり畑仲間になった民生委員さんが、間引いた苗を植えるとじゃが芋できるらしいと教えてくれた。そこで11日に間引いて捨てて置いた苗を一日水に漬けておいたら元気になったのでこの後2本ずつ植える。4、5日ほうっておいたのだがその間雨が降っていたので枯れずに残っていたのである。
右)今年もカエルが卵を産んだ。ほうっておくと池中カエルだらけになるので早速すくって下水溝に流す。これまでに三回捨てたがこれからどんどん産むぞ。
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4月20日
極早生の新玉ねぎに続き、早生の新玉ねぎも収穫した。自分は出来の悪い小さいのを食べて、いいのは娘と娘の職場に送る。
ところが晩生の玉ねぎがいけない。(右)葉が変色し始める。畑先生はべと病だと言う。こうなったらお手上げ。あきらめろといわんばかりの口ぶり。私も薬を買って来て噴霧する手間を考えたらどうにでもなれと投げ出した。どうせ薬をやっても治りはしないのだから。近所の玉ねぎもみなこんな感じ。こんなことは玉ねぎを作って12年、初めてのこと。異常に暑いせいなのだろうか。
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4月21日
ニンニクも葉っぱが黄色くなる。民生委員さんは消石灰を撒いたという。二日ほど様子を見ていたら葉っぱがさらに黄色くなる。これは病気に間違いないと私も消石灰を撒く。
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葉っぱが真っ白になる。消石灰には消毒作用があるらしい。ニンニクがこんなことになるのも初めて。これも天候のせいだろうか。やれやれである。
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4月21日
消石灰を買ったので前から気になっていた笹退治に取り組む。ここは隣の畑で我が家の南の塀の西端でうちの畑とは離れているのだが、前から笹が気になっていた。こいつが我が家の庭に侵入されるといやなので隣の畑の笹を退治することにしたのだ。忙しい時に限ってこんなことを始めるのが私と言う人間。笹ははびこると手に負えないが、実は私には笹退治の実績があった。帰郷してすぐのこと、我が家の墓の塀の外に笹がはびこっていのだが、私は笹を掘るとその穴に大量の消石灰をぶち込んだ。笹はアルカリに弱いので残った根を枯らすと何かの記事を参考にしたのだ。以後12年、笹は生えて来ない。多分大丈夫だと思うのだが、よく見ると笹の小さな芽があちこちに広がっている。隣の奥さんと協力して退治することにした。
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                  4月23日
掘ったあとに消石灰をぶちこんだところ。こんなことまで始めるのだから。忙しい訳だ。
右)芽掻きしたじゃが芋の芽を植えた畝。毎日朝夕水やりしていた。なんとか根がついた感じ。じゃが芋は沢山作っているのだからこんなことまでしなくてもいいのにと思うのだが、面白そうな事はやりたくなる性分なのである。ここは隣の畑。我が家の畑にはもうスペースがないので、端っこの空き地を借りてチャレンジしてみた。自分で自分を忙しくしている。

この春は暑過ぎる。1日、15日は民生委員が生きているかどうか確かめに来る日で、4月1日の今朝もやって来て畑を見ながら畑談義。「暖かさが普通の暖かさのレベルではないですなあ」と言っていた。「こんなに暖かくていいのかな。作物に変な影響が出ないかな」と畑11年目の私。
前回は2月末にじゃが芋を植えたところまで掲載したのでその後の一ヶ月を報告。
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3月7日 豆類を間引く       3月7日 水かまきり
左)1月2月が寒くて、豆類の成長が去年と比べると著しく遅かった。間引いて2本立てにする。茎を根元から切って間引く。この頃は朝は寒いと言うよりひんやりしていた記憶がある。
右)我が家の池の自慢の準絶滅危惧種水かまきり。この後驚くべき実態が分かる。
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3月18日
この頃は暖かくなっていたと思う。第一回の追肥と土寄せをしなければならないのでマルチを外す。
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3月19日
左)たっぷり化成肥料をやる。
右)土寄せして茎が倒れないようにする。この時、内側にも土を入れる。翌日までかかって全部の苗に追肥と土寄せ終わる。
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3月21日
極早生玉ねぎジェットボール(いわゆる新玉ねぎ)の葉っぱが倒れる。倒れたら食べられるので収穫を始めるが実が小さい。畑仲間と話をしたのだが888の化成肥料は葉を育てる力を持っているので高くても玉ねぎ専用肥料を使って実を太らせた方がいいようだ。来年から高くても玉ねぎ専用肥料を使おうと思う。
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3月22日 ギンヤンマのヤゴ    3月22日 じゃが芋の芽
左)今年もギンヤンマのヤゴを発見。枯れたホテイアオイを引き上げると根にしがみついているのだ。この後も何匹か見つける。
右)やっとじゃが芋の芽が出た。民生委員さんが言っていた。「今年はじゃが芋の芽が出るのが遅くありませんか」。確かにうちも2末に植えているので遅いと思っていた。「こんなに暖かいのに変ですねえ」と二人で首を傾げていたのだ。芽が出たのもこの段階でまだ数個である。
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3月24日  ❤水かまきり      3月25日 さぎ
左)水かまきりのカップルがいるのが分かるだろうか?中央の一匹のすぐ右下に並ぶようにもう一匹いるのだ。(クリックして写真を拡大するとかろうじて分かる)帰郷して11年目になるがつがいの水かまきりを見たのは初めてである。ところがその数日後、なんと3匹が泳いでいるところを目撃する。急いで写メしようとしたが間に合わず。いやあ、嬉しかった。準絶滅危惧種が増えているのだ。
右)毎朝、さぎが来る。すぐに逃げるので何を食っているのか分からない。水かまきりを食ってなければいいがと心配でならない。
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3月27日              3月28日
左)極早生玉ねぎが次々と倒れる。
右)新玉ねぎは実が小さくて失敗作だが葉っぱは食べられる。片っ端から切って冷凍。味噌汁やスープの具にする。今日(4月1日)はネギとわかめのヌタにしたら美味かった。
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3月30日
空豆がぐんと成長したと思ったら大量のアブラムシに襲われる。薬を買って来て退治するも、次々と飛来する。あぶらむしは風に乗って飛んで来るらしい。
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3月31日
この棒はギンヤンマの幼虫が登って来て羽化するためのもの。こんなも作らなくても幼虫は陸に上がって来て草につかまったりして羽化するのだが、草などが邪魔にもなりうまく羽化できない例を見ているので作ってやった。
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4月1日  じゃがいも       4月1日  空豆
左)ぐんと大きくなり出した。民生委員さん、うちのはまだ小さくてとマルチ農法に驚いていた。
右)ばか暖かくなったせいか空豆も大きくなり出した。雨が降らないので毎朝水をやっている。
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4月1日  ニンニク        4月1日 玉ねぎの畝
左)2月頃、追肥前は枯れるのじゃないかと思うぐらい貧相だったニンニクがすごいことになっている。
右)極早生は全部抜いて、娘や妹、娘の職場にほとんどを送る。向こうに伸びているのは早生の新玉ねぎが100本、その向こうには晩生の玉ねぎ(一般的な玉ねぎ)が100本生育中。
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4月1日
ここに来て豆類もぐんぐん伸び始めた。一番早く実えんどうの白い花が咲き、次にさやえんどうの花が咲き、スナックエンドウはやっと一個だけ花が咲いた。
明日は朝8時から恒例の町内どぶ掃除。参加すると市から800円貰える。後日、町内空き缶拾いもあってこれは200円貰える。合わせて1000円貰えるのだ。

一年の畑は毎年じゃが芋から始まる。年末年始をはさんで2カ月休んでいたが、そろそろ始めないとなあと重い腰を上げてまだ風の冷たい畑に出たのが2月12日。
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池の東の畑を今年はじゃが芋と薩摩芋に決めたので、まずは東の畑の半分を耕運機で耕し、苦土石灰を撒く。
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2月17日             2月20日
玉ねぎは追肥でいつも悩む。3度する人もいれば、2度の人も。去年の私みたいに忘れて気がついたら3月になっていたので追肥をやめて、1回しかしてない者もいる。常識的には2回だが時期が人によって言う事が違う。今年は原点に戻り、帰郷した時、母に教わった通りに12月の後半と2月の後半に追肥する。
左)極早生の玉ねぎに化成肥料(白い粒)を撒く。玉ねぎも極早生、早生、晩生の3種類を植えたので本当は肥料をやる時期も違うのではないかと思うのだが、いくらネットで調べても3種類の追肥の時期については載ってないのでエイヤッと17日にまとめて全部に追肥する。
右)手前から三等分に極早生ジェットボール、早生ソニック、晩生ソニックを植えたが極早生は成長が速く、晩生は極早生の3分の2ぐらい。
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2月20日
今年はなぜかニンニクの葉が黄色くなって成長が悪い。多分肥料が足りないのだろうと思って化成肥料をたっぷりと与える。
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2月24日             2月26日
左)じゃが芋をマルチで作るプロはじゃが芋は荒れ地で育つものだから肥料はやらなくていいと言うのだが、やっぱり不安なのでじゃが芋専用肥料を少なめにまいた畑をもう一度耕運機で耕す。
右)マルチを張る。
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2月26日
左)マルチに切れ目を入れる。
右)2週間ほど日当たりのいい縁側で芽出しをしていたじゃが芋を切れ目から押し込む。
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土から顔を出す程度まで埋める。後は茎が伸びて3本立てにするだけで収穫までなにもしなくていい。草取りしなくていい、土寄せしなくていい、追肥もしなくていい。どんな野菜もみんなこんなふうにできたらどんなに楽だろう。ちなみにこのじゃが芋は『とうや』。今年で3年目か。私のお気に入り。『男爵』に似ているが、玉ぞろいがよいのだそうだ。今年はこの他に『シンシア』と言う新品種を植える。フランスのじゃが芋を改良したもので、煮崩れしなくて肉じゃがに向いているそうだ。外国への持ち出しは禁じられていると大層な断り書きがあった。【田中種苗】に行くとこういう珍しいものがおいてあるのが私みたいな新しもの好きにはたまらない。
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この日の朝は最低気温が0℃で霜が降りていた。日陰は土がカチカチで芋を植えられないので午後になって暖かくなってから植える。翌28日も霜が降りていたが。今日3月1日は4月上旬の暖かさ。
今年は『とうや』38個、『シンシア』15個、『男爵』16個を植えた。合計69個。
去年は『とうや』17個、『男爵』45個、『メイクイーン』21個、『キタアカリ』21個。合計104個だから今年は去年の約7割弱。去年は暑いのに水やりをさぼって出来が悪かったので今年は最低限水やりだけはしっかりやろうと思っている。

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