曽田博久のblog

若い頃はアニメや特撮番組の脚本を執筆。ゲームシナリオ執筆を経て、文庫書下ろし時代小説を執筆するも妻の病気で介護に専念せざるを得ず、出雲に帰郷。介護のかたわら若い頃から書きたかった郷土の戦国武将の物語をこつこつ執筆。このブログの目的はその小説を少しずつ掲載してゆくことですが、ブログに載せるのか、ホームページを作って載せるのか、素人なのでまだどうしたら一番いいのか分かりません。そこでしばらくは自分のブログのスキルを上げるためと本ブログを認知して頂くために、私が描こうとする武将の逸話や、出雲の新旧の風土記、介護や畑の農作業日記、脚本家時代の話や私の師匠であった脚本家とのアンビリーバブルなトンデモ弟子生活などをご紹介してゆきたいと思います。しばらくは愛想のない文字だけのブログが続くと思いますが、よろしくお付き合いください。

カテゴリ:出雲暮らし > 老病ドタバタ

長い間、寝ている間に3回はトイレに立っていたのだが、夜間頻尿対策を始めて10日めの昨夜は1回しか行かなかった。正確に言うと、真夜中の2:30に1回。2回目に催したのが朝の6:45。毎朝7:00に起きているので我慢して7:00に起きてトイレに行ったのだが、これは大目に見て勘定の内に入れないことにしても許されるだろう。対策開始10日でこの効果は誇っても良いのではないかと思い、夜間頻尿に悩む御同輩や将来の予備軍のためにご報告することにしました。

2、3年前頃からか夜起きてトイレに行く回数が気になり始めていたが、それほど深刻に考えてはいなかった。それが今年になって急に辛いと感じるようになった。朝すっきりと起きられない。寝たりないなあと思いながらどんよりした頭をふりふり動き出す。午前中はどうにかパソコンに向かっていられるのだが、昼飯を食って午後になるともういけない。眠気がひどくなり、頭がぼーっとして思考がまとまらない。今は「多胡辰敬」の小説の先の方を書いているのだが、まるで進まない。毎日、読み直しては書き直してばかり。体操選手の着地がぴたりと決まるような文章が書けない。
妻が特養に入ってからは夜は11時に寝て、朝は7時に起きる生活を続けて来た。両親の朝の世話があるからどんなに眠くても起きなければならない。父が死に、母がグループホームに入ったので、朝はゆっくりしても良くなった。いつまで寝ていてもいいのだが、性分が許さない。そういうだらしない生活をしたくないのだ。7時に起きて最大限に一日を使いたい。9時前には「コメダ」に入って午前中はパソコンに向かい、「神立食堂」で昼飯食って、午後はイオンの「アレア」でまたパソコン。夕食食ったらまたパソコン。それが理想のルーティーンだったのだが、それも最早風前の灯状態に陥ってしまったのである。
11時に寝たら、1時から2時頃までに1回目のトイレ、2時から3時半頃までに2回目、3時半から5時頃までに3回目。そして7時に起きてのトイレが4回目となる。
1回目のトイレの時はいつもかなり寝たような気がしていたのだが、時計を見たらまだ1時だったりして愕然となっていた。「まだ1時かよ」ぼやきながらトイレに行っていた。そして「3時かよ」「5時かよ」と嘆きながらトイレに行く夜を続け、いよいよ病院にでも行かないといけないのかなあ。それも面倒くさいし、かったるいなあと思っていた時、偶然、NHKの「ためしてガッテン」で夜間頻尿の対策を放送したのであった。ご覧になった方もいるだろうが、見ていいない人もいると思うのでご紹介する。これは受け売りだが、その後に儂ならではの+αとなったと思われる要因を紹介します。

先ずは夜間頻尿のメカニズムから。
取り込んだ水分は血管に入り、体内を巡り、膀胱にたまり、排出される。その血液を体内に送るポンプの役割をするのが心臓であるが、実はもう一つポンプがある。ここがミソ。それが足の脹脛(ふくらはぎ)の筋肉。これが末端まで回って来た血液を心臓まで送り届ける役割を果たしている。ところが加齢で脹脛の筋肉が弱くなると血液を十分に送ることが出来なくなり、水分は脹脛にたまってしまう。そうするとどうなるかと言うと、夜、寝た時に足は水平になるので途端に血の流れがよくなり、膀胱にどんどん水分がたまる。それが夜間頻尿になるのだ。
その証拠に若い人は日中の排尿量は多く、夜間の排尿量は少ない。だが高齢者は当然の如く日中の排尿量が少なく夜間の排尿量が多くなる。
そこで対策としてあげられたのが、日中の血流をよくする方法。日中沢山排尿すれば、夜は少なくなる道理である。その一つが「弾性ストッキング」を履くこと。入院患者がエコノミー症候群を予防するために履くようなやつである。他にも紹介されたが、ただ履いていればいいので儂は金はかかるがこちらを選ぶ。
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3300円もするストッキング。高血圧や心臓病、腎臓が悪い人など使えない人がいるので医者に相談してから使わなければいけない。膵臓が悪い人はだめとは書いてなかったので医者に相談することなく買う。気がかりだったのは、この夏にひざ下まであるストッキングを履くこと。蒸し暑さに耐えられるかと心配だった。履くのに苦労するくらいきつく締め付けるのである。しかし、履いてみると思ったほど蒸し暑さは感じなかった。
足首と脹脛の周囲の長さを計ってから購入。
購入したのが7月17日。その日の午後から履く。履くのは日中だけで、儂は7時半ごろから夕方の5時半頃まで履く。
18日 夜中3回
19日 2:40  5:30
20日 6:00
この時点で、奇跡が起きたかと舞い上がったが、さすがにこれは何かの間違いだったようだ。たまたま何かの拍子に偶然起きたようだ。翌日からメモを取る。
21日 2:40  5:30
22日 1:20  4:40  6:30(やっぱり何かの間違いだと思う)
23日 3:00  6:30
24日 2:00  6:00
25日 2:40  5:30
26日 2:45  5:00  6:30
27日 2:30  6:45(7:00にトイレに行く)
朝起きてすぐにトイレに行く(儂の場合は7:00)のも専門的には夜間頻尿に数えるので、夜中に3回起きていた儂の正しい夜間頻尿数は4回なのだが、ここでは寝ていた時だけを勘定する。一目瞭然、ほとんどの日で一回目に起きていた1時台の排尿がなくて、ほとんどの日が3回のトイレが2回に減っていることが分かる。そして27日は2:30に一回起きただけとする。「ガッテン」では一ヶ月ぐらいしたら効果が出ると言っていたが、たった10日でこんなにも効果があるものなのか。嬉しいのだが、やっぱり間違いではないのかと半信半疑。本当にこういう経過をたどって良くなるのか、そこまでTVでは言ってなかったし……。「なんでだろう、なんでだろう」とテツ&トモのように呟いていてはたと思い当たることに気が付く。
鍵となったのはこの言葉。「加齢で脹脛の筋肉が弱ると……」
儂の脹脛の筋肉はそんなにひどく弱ってはいないのではないかと言うことだった。1年10カ月前からウォーキングをしていることはこのブログでも書いている。始めた頃は36、7分かかったコースを今は早い時は31分で歩いている。まだある。去年の暮れからラジオ体操もしていた。運動をやり始めると一種の中毒状態になる。ウォーキングだけでは物足りなくなってラジオ体操も始めたのだ。YouTubeがあるのでスマホさえあればいつでもどこでも出来る。第一から始めて、物足りなくなって第二もやって、首の運動もあることに気が付き、第一首第二を毎日やっている。それだけではない。先月の6月24日から3つ目の運動も取り入れた。これは自粛生活で家に居る人の為に大学の体育の先生がTVで教えてくれたスクワットである。普通のスクワットにブルガリアンスクワットをプラスしたスクワットでこれは効いた。完全に筋トレである。まだ一ヶ月にならないけれど、回数を増やしたらみるみる脹脛が膨らんで行った。儂の脹脛は思った以上に鍛えられていたのではないか。そこへ「弾性ストッキング」の刺激が加わって効果を上げているのではないか。今ではそう信じている。儂の脹脛パンパンだもの。
一喜一憂せずに続けてみる。夜間頻尿0を目指して。来月の終わり頃、また報告します。

4月の健康診断で便潜血反応があった。
2回のうちの1回に反応があったのだ。これまでにも、20年以上も昔、2回とも反応があったことが2年続けてあり、大腸検査をしたが異常はなかった。その後、ずっと長い間、反応はなかった。3年前の検査で今回同様2回の内1回に反応があったが、何かの間違いだろうと放っておいた。すると翌年の検査では反応なし。やっぱり何かの間違いだったんだと思う。そういう訳で今回もどうせたいしたことはあるまいとたかを食っていたら、先生(儂の膵臓の主治医)に「2回のうち1回反応があったら絶対に検査を受けなければなりません」と言われる。
もし、ポリープがあった場合、切除してクリップで血止めをする。その金属のクリップはすぐに取れて体外に排出されるのだが、なかなか取れなくて残っている場合がある。体内に金属があると、MRIで膵臓を撮影出来ないので、予定しているMRIの日取りにも関係してくると言うのだ。
話を聞いているうちに次第に嫌な予感がして来る。
検査日は母のグループホーム入所があったので延びて6月16日になった。いい加減な気持ちで受けてはいけないような気になり、真剣に取り組む。病院の売店に大腸検査を受ける人が前日の昼と夕に食べる食事セットを売っていたので、儂は前日と前々日と二日分を購入する。店員は「たまに二日分買われる方はいますよ」と言っていた。
時代は変わった。こんな検査用の食事セットを売っているなんて。昔、検査を受けた時とは雲泥の差である。
それでも念を入れて、儂は4日前、3日前から食事制限に入る。普段から肉や油物は取らないし、脂質制限の食事をしているから、これくらいのことは苦にならない。意外な所で役に立つ。
お陰で当日はがぶがぶ水?を飲んで、早い者順の競争になるのだが、4日前からの対策が功を奏し、ダントツのトップで一抜けし、一番で検査を受けることが出来た。
モニターを見ながら自分の腸内を見るのだが、当初の不安は次第に薄まる。儂の腸内、実に奇麗なのだ。うっとりとみとれるくらいすべすべしている。もうすぐ終わりだから頑張ってと女医さんの声。「やったね、もう楽勝だ」と、ニンマリした時、「あ、最後にポリープがありました。一番奥に」「ガ~ン」
しかも映し出されたポリープが儂の想像していたものとまるで違うのだ。儂はポリープは赤いふくらみがぽちっとあると聞いていたのが、こいつは赤黒く、ぶよぶよで、たとえて言うなら小さなホヤのような形状なのである。
ため息が出る。まともなポリープではない。こいつがガンでなかったら、何だと言うんだ。場所は小腸の一番奥、盲腸の入り口のすぐ上であった。その場で切除され、ポリープは病理検査に回される。
儂はその日は病院に一泊。
そして、今日7月7日の七夕が検査結果が出る日。大腸ガンの宣告を覚悟して行く。だって、この間、裏のMちゃんの奥さんに聞いたら、「赤いのが三つほどポチポチとあって、切り取って終わりよ。どうってことないわよ」と、言われていたのだ。誰に聞いても赤いのがポチポチ。儂のはどうみてもどうってことないようには思えない。
問題はステージが幾つなのか、転移はしているのか、ポリープは取ったのにまだ手術するのかしらんとか、ドキドキしながら診察室に入る。
「ああ、良性です」
思わず耳を疑う。「あんなにグロテスクだったのに」
先生曰く。「炎症性ポリープと言う珍しいポリープです」
と、いう訳で一件落着。
レントゲンで見たら、まだクリップが残っているので、すぐにはMRIは撮れそうもない。改めてレントゲンを撮ることになる。

4月22日に「すい臓がんドッグ」でMRIを受け、許容度ぎりぎりの大きさの嚢胞が見つかり、5月に「超音波内視鏡検査」を受ける予定になっていたが、父の葬儀で延期し、6月20日に1泊2日の検査入院した。
実はこの前、6月初めに4月の検査の結果が送られて来た。
カナダに血液を送って、検査してもらった結果である。すい臓がんリスクは『高リスク』と判定される。これは長鎖脂肪酸の長さでガンの進行度を測るもので、悪化すると長鎖脂肪酸が短くなるのだそうだ。
儂の場合これがレベル6と大幅に短く、高リスクと判定された訳だ。
高リスク レベル0~10
中リスク レベル11~25
低リスク レベル26~100
『膵粘液性のう胞腺腫』の疑いがあるので、予定通りに「超音波内視鏡検査」を受けるようにと通知があった。
この検査は、胃の中に超音波内視鏡を通して、より近い場所からすい臓を検査するものである。胃から針を通してのう胞から液も採取して検査もする。今日、午後から検査を受け、結果を言えば『問題はなかった』そうだが、嬉しいような拍子抜けしたような妙な気分になる。
それはそうだろう、6月初めに高リスクと判定された結果をみたら、だれでも「アウト」と思うだろう。儂は今日の結果で、「余命3年」とか「余命5年」と言われるものだと覚悟していたのだ。普通ならショックで落ち込むところだが、儂の場合、それどころではない。女房やお袋より先に死ぬとなるとおおごとである。後に残る者が困らないように、手続きや、銀行や、保険等々出来るかぎり、整理し、分かりやすくして置いてやらないといけない。毎日、年金やマイナンバー、印鑑登録カードなどをまとめる。子供のどちらかが、妻の後見人になる手続きの仕方、後見人の仕事もあらかじめ教えておかないといけない。夜中に目が合わなくて、眠れないのでごそごそと通帳をまとめたりしたので、ずっと寝不足が続いた。
おかげで、今日、麻酔を受けたら、久しぶりにぐっすり眠れた。
明朝、医師から詳しい説明がある。今日のところは喫緊の大事に至ることはなさそうだが、すい臓が万全とは思えないので、今後の注意とか定期検査の必要性とかの説明があるのかなあと思っている。
今回のことで思ったのだが、ぼーっとは生きておれないということだ。何をすべきか、ずっと考えて来た。
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病院の夕食。
朝、昼抜きにしても、とても美味しい夕食だった。
同室の入院患者も年が近いせいもありすぐに仲良くなる。
「病院へ来たら、みんな、なかよくならなくちゃ」と、のたまうおっさんは、看護士さんに向かって、「家で飲んでいる薬は看護士に渡した以外にも、財布に入れて隠しちょるけん」と、言って、看護士を呆れさせ、取り上げられていた。
良くても余命5年を覚悟した身にすれば、明日からは儲けものの人生になると思って頑張ろうと思う。
これは是非申し上げたいことですが、すい臓ガン検診は必ず受けてください。普通の健康診断ではなかなか見つかりません。MRIで見たら、すい臓が立体で映し出されますから一目瞭然(?)です。僕の場合はすい臓がんに特化した健診で4万8千円もかかりましたが、金額の問題ではありません。

21日の朝、面談。
昨日の夕方は、麻酔が覚めたばかりだったので、今朝、先生と面談し、画像も見せてもらう。のう胞の中に結節は見当たらず。これが出来ていたらヤバイとは前もって先生から聞いていた。診断は「早期慢性膵炎」。先生が言うには、この病名を病名として認定するかどうかは、まだすい臓学会でも決まっていないそうだ。儂の場合は半年に1回、MRIで観察することになる。酒と煙草はやらないので、脂肪分の多い食事は控えて様子をみることになる。と、言われても肉はだめだろう以外のことはよく分からないので、早速ネットで調べたら、ナッツ類を食べながらコーヒーを飲むのは最悪と分かる。コーヒーを何十年もがぶ飲みする生活を続けていたが、コーヒーはすい臓には良くないらしい。辛いものが好きだが、香辛料もダメなようだ。コーヒーを飲んで甘い物を食べるのが下戸の唯一の楽しみだったのに……。あれもだめこれもだめはストレスなので、少しずつ食生活を見直して行くつもり。ストレスも避けた方がいいらしい。ところで、話はレベル6に戻るが、これまで異常が見つからなかった人でもそういう数値が出ることもあるそうだ。儂は癌の進行度を表しているのかと思ったがどうもそういうものではないようだ。この歳になって病気にならない人はいない。すい臓を労わり、機嫌を損なわせないように、仲良くやって行こうと思う。

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