7月31日、島根県が梅雨明けする。去年より5日、平年より9日遅い梅雨明け。日照時間は平年の約40%しかなく、雨量は約160%ほどだったらしい。雨は多いいと言っても、出雲地方は江の川が氾濫したほど降った訳ではない。ぐずついた日が続き、思い出したように激しい雨が降り、梅雨の晴れ間と言うほどの晴れ間もない、じめじめした気持ちまで湿っぽくなるような日の連続であった。コロナが輪をかけて気分を滅入らせた。
その長い梅雨の一コマ。
1596455616425
7月12日
東京の娘に送った野菜。坊ちゃんカボチャの初物となんとか食べられそうなトマトと白ナス緑ナスなど。
15964555042201596455445118
7月18日
梅雨の合間の爽やか『しそジュース』 毎年、畑先生が作って分けてくれる。濃縮したものを薄めて飲む。抜群にうまい。うっとおっしい梅雨を忘れさせてくれる。右の写真がその材料になる赤紫蘇。玉ねぎとじゃが芋を収穫した後に毎年生えて来て、あっという間に大きくなる。畑先生は葉っぱを取って煮込んで作る
15964552966521596455298675
7月18日
娘に野菜を送った頃はトマトもまだよかったのだが、その後、長い梅雨のダメージが一気に出たのか、トマトがすっかりイカレてしまう。真っ赤に熟してくれない。腐ったり、斑が入ったり、トマトに雨は天敵だ。ミニトマトは雨が当たるとすぐに皮が破れてしまうので沢山なっているがまともに食べられるものがない。娘に送ったミニトマトの数が少ないのもほとんどが割れてしまったからである。
ネギもいけない。成長する気配が見えない。ネギを殺すには雨が三日降ればいいと言われているということを今年初めて知る。
15964552259591596455221941
7月26日
坊ちゃんかぼちゃもいけない。もう葉っぱが黄色くなり始めた。8月4日現在はもう枯れかけたところがある。畑先生は「今年は葉っぱも大きくならんが」と、言っていた。娘に送った後、収穫できたのは8個だけ。この後獲れそうなのも数えるほど。不作だ。元気がいいのは茄子だけのように見えるが、茄子だってお日様が欲しいはず。
15919429728041596455128924
7月27日
しじみ売りのおじさんがやって来る。左端が普通のしじみ。右端は1.5倍はある。どうしてこんなに大きいのかと聞いたら、去年禁漁区にしていたところを今年から解禁したからだと言う。儂はこのおじさんは神西湖でシジミ採りをしていると思い込んでいたが、よく聞いたら神戸(かんど)川で漁をしているのだそうだ。我が家の近く、日本海に流れ込む大きな川だ。上流の佐田には須佐神社(素戔嗚尊・スサノオを祀る)がある。
そのおじさんがシジミを買ったら自分が作ったスイカ(四分の一)をサービスしてくれる。いまスイカはJAのラピタで六分の一カットが税込みで645円もする。おじさん出血大サービスである。今年は近所のスイカは軒並みカラスにやられている。畑先生は防御しているのに9個もやられたと嘆いていた。おじさんは畑にカラスよけのテグスを張りまくったと笑っておった。
こうして7月31日の梅雨明けを迎えた。
1596455078811
7月31日
草ぼうぼう。途中で草抜きが嫌になる。お隣も雨で外へ出られなかったから草原状態。梅雨明け十日の一番暑い時に草抜きをしないといけない。
15964548418471596454837599
8月2日
東の畑。じゃがいも、レタス、人参、イチゴなどを作っていたところ。梅雨の合間にこちらは少しづつ草取りをしておいたので、梅雨明けと同時に一気に耕運機で耕し、残り物の石灰、3種類を撒いた。9月になってばたばたしたくないので早めに準備しておく。出来たらお盆過ぎには人参の種を播いたり、レタスの苗を植えてしまおうかと思っている。
15964549571521596454953645
8月2日
去年の秋から作っている堆肥。お隣の田圃の切り藁と落ち葉を混ぜて10ヶ月近く寝かせておいた。
15964547693441596455078811
8月4日
西の畑。右の写真のさつま芋とトマトの間の雑草を抜き、玉ねぎ畑の後を掘り返しては上の堆肥をぶち込む。
西の畑はこのほかにまだカボチャがあるので、時間がある時に少しずつ気長に堆肥を入れえて行く予定。
15965144575911596514422354
8月4日
左:生育の悪いネギと生育の良いナス。
右:地這えのミニトマト。雨が上がったので皮が破れなくなった。やっとこれから食べられるようになる。大きいトマトもこれからやっとまともに育ってくれるだろう。トマトはガンガン暑くなって畑もカラカラに乾いたぐらいの方が甘くて美味しい。しかし、暑いのはこたえる。
明日はお寺の『施餓鬼』。今年は説法も『うどん供養』も取りやめ。冷やしたうどんを食うだけなのだが、たれが秘伝の味らしく、滅法うまくて何杯でも食える。今年は弁当を頂いて帰ることになっている。