ウルトラマンタロウは言わずと知れたウルトラシリーズの一作品である。ウルトラマンジロウと言う作品はないし、いかにもウルトラマンタロウの弟ぽい名前だが、ウルトラマンタロウの中にウルトラマンジロウは登場もしない。いかにもウルトラマンに関係がありそうだがウルトラマンシリーズの没になった幻の企画でも、没になった脚本に登場した訳でもない。
では、一体ウルトラマンジロウとは何者なのか?
正確にはウルトラ・マンジロウと言う。漢字で書けばウルトラ万次郎である。ではウルトラ万次郎とは何か?実はこれがカボチャの名前なのである。
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このかぼちゃ、一本の苗から何と100個ものカボチャが出来ると言うギネス級のウルトラかぼちゃなのである。4、5年前から田中種苗で目にしていたのだが、このかぼちゃは店に出るのが遅く、5月の半ば過ぎなのである。普通の人はその頃にはカボチャの植え付けは終わっている。私も興味はあったのだが店に出るのを待ってられなくて毎年買いそびれていた。しかも入荷数が少なくすぐに売り切れてしまう。去年は植え付けが遅れたので植えようと思ったのだが売れ残りのしなびたのが一本残っていただけなので諦め、今年こそはと4月から予約し、5月の25日にやっと手に入れたのだ。今年は例年よりさらに入荷が10日も遅れた。苗、一本1650円である。カボチャの苗は280円とかそんなものだからべらぼうな値段だが100個できることを考えたら高くはない。私なんか普通のカボチャは良くて2個。満足の行くものは1個もできない苗もあるのだから。写真では2本あるが、青ポットは専用受粉苗で、赤ポットだけでは花粉が足りないので、受粉用の花粉を飛ばしてくれる苗である。2本で1セットと言う訳だ。専用受粉苗にもかぼちゃは出来るが、赤ポット苗のカボチャの方が美味しいそうだ。
葬式の張場の雑談でこのかぼちゃの話をしたら、皆に笑われた。100個もできるかぼちゃがうまいはずがないと。だが説明書には「粘質系でしっとりと食感、上品な栗味。どんな料理にも抜群に合う」とある。見た目も去年作った「ロロン」に似ている。ロロンはうまかったのでひそかに期待している。
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右の小さい苗が専用受粉苗。
深さ30センチの穴を掘り、牛糞たい肥を10㎝、化成肥料と鶏糞をばら撒き、有機石灰を撒いた上に土を戻し植え付けた。
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風で飛んで来たカバーで保護する。専用受粉苗の方は敷き藁をしておく。
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すごく広がると言うので離して植える。奥の藁を敷いた所が専用受粉苗。普通のカボチャでも広がるからこの広さでは多分狭いだろうと思っている。受粉は自然交配はするが手伝った方がいいらしい。秋にはみんなを黙らせることができるか、それとも笑われるか。

畑と池の様子。
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5月12日薩摩芋シンシアを植える。垂直植えは楽だけど収量が減るので、今年は斜め植えにする。竹で斜めに穴を開け、そこに苗を植える。今年の苗はひどい。おんぼろ苗。
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植付終了。            5月21日
右)葉っぱは枯れたり萎れてしまったが、新し葉が出て来る。これで一安心。薩摩芋は強い。
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左)5月15日池で見つけたギンヤンマとシオカラトンボのヤゴ。
右)5月16日。真夜中。ギンヤンマが孵化し始める。
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左)5月17日12時を過ぎる。     右)5月17日朝
ここまで脱皮したところで動きが止まった。眠くもあり、ふ化に失敗したと思って寝てしまったら、朝起きたら孵化していた。
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出雲の空へ飛んで行く。
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5月21日
池で鴨が交尾していた。水中に沈んで見えないのが雌。鴨の交尾は初めて見た。
「疲れたなあ」と言っていた。