今年は3通りの方法でトマトを作ることにした。
①カチンカチン畑&黒マルチ栽培法
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👈4月22日
        
    4月26日☞


          

まず畝をカチンカチンに叩いて、石のように固くする。畝も山のように高くする。土の表面を叩いて固くするのは雨水が浸み込みにくくするためだそうだ。要は水を与えず、肥料もやらず、しかもカチンカチンの固い土でトマトを育てるのだ。常に水不足で土も固い。植物の生育環境は最悪に見えるが、実はこれが甘みたっぷりのトマトを作るコツなのだそうだ。水もない、土も固い、こういうストレスを一杯与えると、トマトは必死に成長しようとして、土の中から養分を吸い上げる。これがトマトの実に凝縮されて甘みとなるのだそうだ。
トマトには水をやりすぎるなと言われていたが、ここまで徹底するのは初めてなのでチャレンジしてみようと言う気になったのである。敢えて悪環境で、トマトに根性入れて育てるようなものだ。農業雑誌には黒マルチを張れとまでは書いてなかったが、水不足で育てるなら、黒マルチを張った方がいいだろうと思って、私が勝手にやってみた。ミニトマトの『甘っ子』を4本植える。

②脇芽ぐるぐる巻き緊縛栽培法
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👈4月26日

①の隣に普通に植えたが、これから先が驚天動地、非常識極まりないおったまげ栽培法となる。
聞いた人皆口をぽかんと開けて、異口同音に「そんな馬鹿な」と言った。トマト栽培のイロハと言うか、常識というか、いやこれは鉄則だが、脇芽は必ず取る。そう教えられたし、親切なご近所さんは気が付いたら、伸び過ぎた脇芽を取ってくれたりする。なぜなら脇芽に栄養を取られて、美味しいトマトが出来なくなるからだと教えられた。ところが、この栽培法では脇芽を取らない。どんどん伸ばすのである。伸ばした脇芽は垂直に幹と一緒にぐるぐる巻きに縛り付ける。脇芽は次々と出て来るので、8本まで縛り付けるのだそうだ。それ以上の脇芽は伸ばさずに取る。脇芽にも実はなるから、それはそれは多くのトマトが出来ることになる。しかも肥料はやらない。
なぜこんな栽培法で美味しいトマトが出来るかについては「野菜だより3月号」に詳しい。簡単に言えば、枝を垂直に縛ると植物ホルモンが活性化するからだそうだ。
どういうことかと言うと、新芽で作られるオーキシンがまっすぐに降りて根を増やす⇒根で増えたさまざまな植物ホルモンがトマトを育てる。枝を垂直にすると、オーキシンが途中で浪費されることなく根に達するのだそうだ。
ただ、私はここで失敗をしている。畝を作った時、毎年の習慣でうっかり化成肥料と鶏糞を撒いてしまっているのだ。実はこの栽培法は無肥料なのだ。①も同様に無肥料。だからこそ驚くのであるが、やってしまったものはしょうがないので、このまま縛りの栽培法を試してみる。①も同様に肥料をやってしまった土で試す。
『甘っ子』を4本植える。

③普通の栽培法
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②の隣に毎年作っている方法でトマトを栽培する。
①②が失敗した時の備えである。
『甘っ子』4本、『紅あじ』4本、『トマトラズベリーガーデン』4本、『イエローミニ』2本を植える。
①②③は同一品種で比較するために『甘っ子』4本を植えた。
①②は無肥料で育てなければならないところに、肥料をやってしまった失敗はおかしているが、追肥はしないで実験栽培をしてみる。果たしていかなることになりますやら。

このトマトの畝の向こうに生い茂っているのが、無肥料黒マルチ栽培のじゃが芋である。同じ栽培を試みているご近所さんともども呆れている。
「石灰もやってない、肥料もやってないのに、本当にこんなに育つものなんだねえ」
その上、土寄せも追肥もしなくていいのだから本当にラクチンである。後はどんなイモが出来るかだ。

イチゴにネットを張る。
イメージ 5余りにも鳥の被害がひどい。
反射板の効果ゼロ。反射板が古くなり、アルミ箔が剥がれ、反射光が弱くなっているのかもしれない。
毎日、10個くらい食われているので、面倒くさいなんて言っていられない。
支柱とネットを買って来て大急ぎで張る。
防鳥ネットは初めて張る。大変だと思っていたが、いい加減にやったら楽だった。これで大丈夫だと思うのだが。明日の朝、無事なイチゴを拝みたい。