3月の20日過ぎ頃からイチゴの花が咲き出した。白く小さいのが花。皆、早いので驚いている。3月に咲くことは普通はないらしい。いつもなら4月になってから咲くのにと。異常に暖かいせいかもしれない。
本を読むとこの頃は「訪花昆虫」が少ないので、人工授粉しろと書いてあった。3月28日、百円ショップで筆を買って来て、人工授粉する。
お隣さんは「そんなことしたことないわ」と笑っていた。「それでも出来ていたし」と先達はのんきと言うか、余裕だ。
右の写真の、一本長く延びているのを「ランナー」と言う。この先に苗が出来て、またイチゴが出来、その苗からまたランナーが延びて、また苗を作る。こうしてイチゴがどんどんできるものらしいが、この時期に延びるランナーはイチゴの生育の邪魔をする。片っ端から取れと本に書いてあったので、早速、取る。これからはちょこちょこ畑を覗いてはこういうことをしないといけないのだろう。
ヤバいのは新農法じゃが芋だ。
3月30日段階。
芋をそのまま植えたものからは芽が出始めたのだが、半分に切って、干してから植えたものはまるで音沙汰なし。
おそるおそる指で突いてみると、芋がペコペコにへこむ。どうやら腐って、乾燥してしまったようだ。
指南書には半分に切って二日干せばよいと書いてあったのだが、干し方が中途半端だったのだろうか。丸いままの芋は全体の4割もないから、もし半分に切った芋が全滅だと大ダメージだ。どおおおっと疲れが出る。畑先生の笑う顔が浮かぶ。この調子だと、上の写真の芋からちゃんとした芋が出来るのか怪しいもんだ。下手をすると全滅だ。この後、トマトやさつま芋をつくるのが嫌になって来た。でも、作らない訳には行かない。まだトマトの新農法にチャレンジするのか。勇気を問われている。
雨がほとんど降らず、連日、暖かい日が続いている。
東京の方が桜は早かったが、こちらも一気に咲き始めた。品種にもよるが明日が満開だろうか。4月3日が特養のお花見である。私も参加するのだが、3日には散り始めているかも。楽しい花見をしたいのだが。天気はずっと良さそうなのだが、微妙に黄砂が続いている。
数日前の二日間の黄砂はすさまじく、風も強く、黄色い靄で北山も見えないほどであった。あれほどの黄砂はもうないと思うが、連日埃っぽい嫌な陽気である。春霞とは絶対に違う。3日には抜けるような青空とピンクの桜の下で花見をしたいものだ。
その前に、明日4月1日は全戸参加の溝掃除。すでに各戸に土嚢袋が数枚配られ、我が家も敷地内の下水桝の清掃をした。わが家も田舎の家だから、敷地内に7個も下水桝がある。途中で嫌になり、二つは蓋も開けないで来年に回した。毎年律儀にやることはあるまい。1年おきでもいい。すぐには溢れやしない。
明日は家の周囲や、大きな通りの溝掃除である。
8時から清掃になっているのだが、出雲時間で皆早いから、7時には起きて、誰かが始めたら出て行かねばならない。
左から
3月18日
ツクシ
3月22日
赤米
3月30日
アスパラ
ツクシは母と妹が摘んで来て、袴と坊主を取って、あくぬきしているところ。
この後、母に料理させたが、味付けがいい加減で、どえらい醤油がらい佃煮を作ってしまった。
赤米は風土記談義の精勤賞。
水に一時間漬け、1.4倍の水で炊飯器で炊いたが、もちもちして美味くてびっくり。
黒米も食べてみたい。皆勤賞だと黒米ももらえるのだが。
アスパラは近所のアスパラ農家で分けてもらった。TVのニュースにも取り上げられる農家さんで毎年買っている。手伝いに来てくれた妹たちが帰る時は、友達へのお土産に必ず買って行く。
今が最盛期で、これだけで17本入っていて、500円。せめて消費税分は払うと言っても受け取ってくれない。美味しいよおおお~っ!入れ歯の年寄りでも美味しい美味しいと言って食べることが出来る。こういうところは田舎の良いところである。