5日、お寺さんで山門施餓鬼会が行われる。帰郷した夏に一回出たきりなので七年ぶりの参加。これまでは妻が在宅で出られなかったが、もう特養のお世話になっているから出ない訳にはいかない。特に今年は父が亡くなり、新物故者特別塔婆供養もある。
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日に日に暑くなり、今日は朝から「ここはアフリカか」と言うぐらいの炎暑。10時半過ぎには着くもほとんど人の姿は見えず。本堂も戸が閉められていたので、分からなかったが、入ってみたらすでに八分の入り。冷房をかけていたから閉め切っていたのだ。
11時から施餓鬼会が行われる。他所の寺の僧侶が10人も参加。ここで初めて本堂の戸も開け放たれる。施餓鬼会は本堂の中から外に向かって行われる。七年前のことをすっかり忘れていて、何で坊さんは本尊に背を向けて読経をするのだろうと思っていたが、そもそも施餓鬼法要とは、餓鬼道に堕ちて苦しんでいる者、すなわち、食べ物や飲み物がない世界で苦しんでいる者に施し(洗米と浄水)を行うものであるから、外に向かって行うと言う解説を聞き、そうだったのかとこの年になって「ガッテン」する。
前の人の見よう見まねで、洗米して、浄水して、お祈りする。
その後、30分ほど平田の鹿苑寺さんの御説教がある。鹿苑寺は普通は「ろくおんじ」と読むが、このお寺はなぜか「ろっこうじ」と読むのだそうだ。
12時過ぎから、昼食。うどん供養。
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このうどんが美味かったという記憶はある。折も出たが、ほとんどの人は折は持ち帰り、みな、うどんをすする。テーブルにおおきな盥に冷やしたうどんがたっぷりと出される。この出汁が美味い。何でもお寺さんの秘伝の出汁らしい。わしらが濃縮のつゆを薄めて使うのとは大違い。うどんは脂質を気にしなくてもいいので何杯もお代わりをする。
イメージ 5供えてあるひらひらしたものは、洗米して浄水した後に、一本ずつ貰って来るもの。家に戻ってからお供えする。この他に塔婆も貰って来て立てて置く。
後はお盆の棚経を待つだけ。わが家の予定は8月13日11時半に決まっている。初盆は特別に日を設けてするのはやめる。最近は身内だけでやる家が多いらしい。特に我が家の場合、5月に葬式、6月に49日、8月に初盆と続くと、親戚が皆高齢なので集まってもらうのが申し訳ないので、棚経を初盆にした次第。その分お経は念入りにあげてくれるそうだ。
昼間は地獄の暑さだったが、夜になると強い風が入る。遠くの台風8号の影響かもしれない。少し生き返る。