4月22日に「すい臓がんドッグ」でMRIを受け、許容度ぎりぎりの大きさの嚢胞が見つかり、5月に「超音波内視鏡検査」を受ける予定になっていたが、父の葬儀で延期し、6月20日に1泊2日の検査入院した。
実はこの前、6月初めに4月の検査の結果が送られて来た。
カナダに血液を送って、検査してもらった結果である。すい臓がんリスクは『高リスク』と判定される。これは長鎖脂肪酸の長さでガンの進行度を測るもので、悪化すると長鎖脂肪酸が短くなるのだそうだ。
儂の場合これがレベル6と大幅に短く、高リスクと判定された訳だ。
高リスク レベル0~10
中リスク レベル11~25
低リスク レベル26~100
『膵粘液性のう胞腺腫』の疑いがあるので、予定通りに「超音波内視鏡検査」を受けるようにと通知があった。
この検査は、胃の中に超音波内視鏡を通して、より近い場所からすい臓を検査するものである。胃から針を通してのう胞から液も採取して検査もする。今日、午後から検査を受け、結果を言えば『問題はなかった』そうだが、嬉しいような拍子抜けしたような妙な気分になる。
それはそうだろう、6月初めに高リスクと判定された結果をみたら、だれでも「アウト」と思うだろう。儂は今日の結果で、「余命3年」とか「余命5年」と言われるものだと覚悟していたのだ。普通ならショックで落ち込むところだが、儂の場合、それどころではない。女房やお袋より先に死ぬとなるとおおごとである。後に残る者が困らないように、手続きや、銀行や、保険等々出来るかぎり、整理し、分かりやすくして置いてやらないといけない。毎日、年金やマイナンバー、印鑑登録カードなどをまとめる。子供のどちらかが、妻の後見人になる手続きの仕方、後見人の仕事もあらかじめ教えておかないといけない。夜中に目が合わなくて、眠れないのでごそごそと通帳をまとめたりしたので、ずっと寝不足が続いた。
おかげで、今日、麻酔を受けたら、久しぶりにぐっすり眠れた。
明朝、医師から詳しい説明がある。今日のところは喫緊の大事に至ることはなさそうだが、すい臓が万全とは思えないので、今後の注意とか定期検査の必要性とかの説明があるのかなあと思っている。
今回のことで思ったのだが、ぼーっとは生きておれないということだ。何をすべきか、ずっと考えて来た。
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病院の夕食。
朝、昼抜きにしても、とても美味しい夕食だった。
同室の入院患者も年が近いせいもありすぐに仲良くなる。
「病院へ来たら、みんな、なかよくならなくちゃ」と、のたまうおっさんは、看護士さんに向かって、「家で飲んでいる薬は看護士に渡した以外にも、財布に入れて隠しちょるけん」と、言って、看護士を呆れさせ、取り上げられていた。
良くても余命5年を覚悟した身にすれば、明日からは儲けものの人生になると思って頑張ろうと思う。
これは是非申し上げたいことですが、すい臓ガン検診は必ず受けてください。普通の健康診断ではなかなか見つかりません。MRIで見たら、すい臓が立体で映し出されますから一目瞭然(?)です。僕の場合はすい臓がんに特化した健診で4万8千円もかかりましたが、金額の問題ではありません。

21日の朝、面談。
昨日の夕方は、麻酔が覚めたばかりだったので、今朝、先生と面談し、画像も見せてもらう。のう胞の中に結節は見当たらず。これが出来ていたらヤバイとは前もって先生から聞いていた。診断は「早期慢性膵炎」。先生が言うには、この病名を病名として認定するかどうかは、まだすい臓学会でも決まっていないそうだ。儂の場合は半年に1回、MRIで観察することになる。酒と煙草はやらないので、脂肪分の多い食事は控えて様子をみることになる。と、言われても肉はだめだろう以外のことはよく分からないので、早速ネットで調べたら、ナッツ類を食べながらコーヒーを飲むのは最悪と分かる。コーヒーを何十年もがぶ飲みする生活を続けていたが、コーヒーはすい臓には良くないらしい。辛いものが好きだが、香辛料もダメなようだ。コーヒーを飲んで甘い物を食べるのが下戸の唯一の楽しみだったのに……。あれもだめこれもだめはストレスなので、少しずつ食生活を見直して行くつもり。ストレスも避けた方がいいらしい。ところで、話はレベル6に戻るが、これまで異常が見つからなかった人でもそういう数値が出ることもあるそうだ。儂は癌の進行度を表しているのかと思ったがどうもそういうものではないようだ。この歳になって病気にならない人はいない。すい臓を労わり、機嫌を損なわせないように、仲良くやって行こうと思う。