5月末の畑の様子。今年の4月、5月は畑どころではなかったので、植え付けは遅くなった。じゃが芋は早く植えていたが、手入れが悪かったのか、散々の出来である。
イメージ 1イメージ 2左がわが家のじゃが芋。
右が近所のじゃが芋。
同じ頃に植え付けしたとは思えないくらいの出来。近所のじゃが芋は青々と茂り、花さえ咲こうとしているのに、我が家のじゃが芋は全然成長しなくて、左列の一番手前は枯れかけている。
4月の末から5月の20日頃迄は畑に出るどころではなかったので、この間、日照りが続いたが、水の一滴もやっていなかった。
だが、水不足のせいだけでもなさそうなことに気が付く。
じゃが芋⇒九条ネギ⇒じゃが芋⇒九条ネギと、間作にネギを植えれば、連作障害なしにじゃが芋を毎年同じ場所に作れるという記事を見て、去年のじゃが芋が終わった後にネギを植えたのだが、この方法はどうやら普通のじゃが芋栽培に当てはまるもので、わしのようにマルチを使った新農法には当てはまらないのではないかと思うに至ったのである。マルチの栽培では肥料もやらず、石灰もまかない。世間一般の普通に肥料をやり、土寄せをする栽培法とは甚だしく異なる。慌てて水をやっているが、いまこの調子では絶望的である。恐らく一個も出来ないのではないだろうか。
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手前がなす(筑陽)4本とその向こうがミニトマト10本。
畝だけは4月初めに作ったのだが、やる気が出なくて抛りっぱなしにしていたら、近所の人が「茄子とトマトぐらい植えたら」と言うので、10連休の終わり頃、妹たちが見舞いに帰っていて、儂も手が空いた時があったので、適当に苗を買って来て植える。気持が入ってないので、茄子もトマトも実生苗。安い。本当は接木苗の方がいい実が出来るのだが、高いし、実は接木苗は手間がかかる。接木苗は台木の上に接ぎ木をするのだが、台木は成長力が大きいので、台木からどんどん芽が出る。それゆえ、台木から出た芽をつまないと、たとえば胡瓜を植えたつもりなのに、台木に使ったカボチャの苗からツルが伸びて、キュウリの支柱に南瓜が出来たなんてことがあるらしい。そんな経験はないし、見たこともないが、確かに理屈ではそうなる。だから、少しでも手間のかかることはやりたくないので実生苗にしたのである。ミニトマトもこれまでずっと20本植えていたが、今年は10本だけ。去年のように新農法にもチャレンジはしない。
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5月23日
カボチャ(近成芳香)を3本植える。
これまた近所の人がかぼちゃぐらい植えたらと言うので。ただ、この時期にはどこも苗が売り切れで、毎年作っていた坊ちゃんカボチャはないので、初めてのカボチャを作る。1㎏ぐらいの大きさのものができるらしい。
イメージ 55月24日
安納芋20本を植える。
かぼちゃで終わりにしようと思っていたら、専業農家の人がイチゴと茄子・トマトの間の空いた畝を見て、ここにさつま芋を植えろと言う。手前は小松菜と蕪を植えたところで、向こうのマルチはブロッコリーとカリフラワーを植えたところ。
「さつま芋は何もせんでもいいし、残った肥料で十分育つから、そのままのところに苗を植えてしまえばいいから」
それなら植えてみるかと、店に行ったら、安納芋が残っていたので買って来て植える。
さつま芋の苗はいつも斜めに植えていたが、今回は垂直に植える。


イメージ 65月初めのイチゴ。
一回でこれくらい採れる。病床の父に食べさせてやりたいなと思いながら採る。
「わが家で採れるものを食べられるのは最高の贅沢だ」と、言っていたことを思い出す。
1年前の古い株からも、新しい株の半分くらいはできることがわかった。ただし、少し小さいが、ジャムにしてしまえばわからない。
畑に出ていると、皆が気を遣って話しかけてくれる。有難いことだ。