畑先生のじゃがいも畑。見てください。
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左の隣接する二畝と離れた一畝。畝の中央の浅い溝のようになったところに種イモが植えてある。畝の両側が高くなっているのは土寄せする時の土が用意してあるのだ。
それにしても、何と見事な畑だろう。まるで定規で測ったように作ってある。
畑先生の畑を初めて見た人は皆仰天する。
「一体どんな人がこんな畑を作っているのだ。こんなすごい畑は初めて見た」
いつだって雑草一本もない。

恥ずかしながら私のじゃがいも畑。
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三つ畝があるが、種イモを植えたところがこんもりと盛り上がっているのが分かるだろう。植え方が浅かったので、土をかけたら盛り上がってしまったのである。
「深く植えろと言ったじゃないか」
と畑先生は言うが、私にしてみれば、どの程度が深いのか分からないのである。
深さ何センチに植えて、何センチ土をかけろと言ってもらわないと。
だが、畑先生はいつもアバウトな言い方しかしない。しかも今年は畑先生より私の方が早く植えてしまったので、先生の畑を参考にすることが出来なかった。
毎年、作っているのだから、先生の作り方を覚えていればいいはずなのだが、いつも時間に追われて、あたふたと作っているから、去年のことなどつい忘れてしまう。
後はまだ自分の畑の作法が決まっていないことに原因がある。毎年毎年、ネットの情報などに惑わされて、植え方や種まきの方法などがその都度変わってしまうのだ。
もうそろそろ自分流の確固たる畑作りの作法を決めないといけない。
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新玉ねぎ(早生)の葉っぱが倒れたら食べていいよと言う合図なので、早速抜いてみた。
見た目はまあまあで、近所の人もいい出来だと褒めてくれる。もちろんお世辞が入っていることは言うまでもない。
新玉ねぎは辛くないので、オニオンスライスで食べなさい。葉っぱも白い茎の部分も食べられると教えてくれる。




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夕食にオニオンスライスを作ろうとして、見かけほどいい出来ではないことが分かる。
玉の締まりが悪くて、上手に薄くスライスできないのだ。
新玉ねぎに限らず、晩生の乾燥させて保存する玉ねぎも、私が作るものは玉の締まりが悪い。
取入れする一ヵ月ぐらい前に、リンをやるとよく締まった玉が出来ると物の本には書いてあるのだが、これまで面倒くさくてリンをやったことがない。
今回ももちろん手を抜いた。
と言うか、そもそも一度目も二度目も肥料をやる時期が遅かった。それも関係しているのかもしれない。
人様にあげられる出来ではない。スープやカレー、シチューの材料にはなる。自家用だ。
手間暇を惜しんではいけないことは分かってはいるのだが、来週来週と延ばしているうちに時機を逸してしまうのだ。
「これが薄かったら美味いだろうなあ」と思いながら、厚紙のようなオニオンスライスを食べた。
実は包丁も切れないのだ。研がなければと思いながら、何年も放りっぱなしにしている。