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妻には申し訳ないが、妻のショートステイが近づくと、いい年をして夏休みを待つ小学生になってしまう。そして、自分に言い聞かせる。あと3日頑張れば、あと2日頑張れば、明日一日頑張れば……。
当日の朝、妻を送り出したら、それ行けとばかりに東京へすっ飛んで行った。
10日ちょっとの完全休暇。介護や家事、農作業、その他もろもろの雑事を忘れ、いつ完成するかもわからぬ、出版の当てもない小説に没頭する。
今は両親の老いが進み、もうほってはおけなくなったので上京できなくなった。
夕食だけは私が作らないといけないので昔のような完全休暇は望めない。だが、それなりにリフレッシュしている。
朝起きたらすぐにファミレスへ車を飛ばし、朝定食を食べ、ドリンクバーのコーヒーをがぶ飲みしながらパソに向かう。
昼になったら「神立食堂」に移動。定食屋で何十種類もおかずがある。出雲市街の東端、斐伊川にかかる神立橋の西側にある。
神立=かんだち。すなわち神が立つ(発つ)ことを意味する地名です。日本中から集まった神様は神在月が終わると、斐伊川の東から帰って行くのです。
ちなみにこの斐伊川の上流がヤマタノオロチの舞台です。
昼飯を食ったら、北へ車で3、4分の「しっとりつるつる北山温泉」に行きます。露天風呂もあります。
この温泉のすぐ北に横たわるのが北山です。出雲風土記の国引き神話に出て来る山です。神様が朝鮮半島から余った土地を引っ張って来て、隠岐の島からも引っ張って来て、最後に能登半島からも引っ張って来て、全部で4つの余った土地を引っ張って来て作ったのがこの山並みです。
写真が北山のごく一部です。この山並みのずっと左、西の端の麓に出雲大社があります。かくのごとく出雲はどこへ行っても神宿る地です。
入浴後、さっぱりした私は市街へ戻り、いまお気にの喫茶店へ行き、夕方までまたパソを開きます。
来週は両親を病院へ連れてゆく日が2日あるので毎日と言う訳ではありませんが、妻がショートステイへ行ってくれているお陰で、贅沢な日々を過ごさせて貰っています。感謝。