「これだけ熱が続いたら抗原検査を受けて下さい」と電話で相談した主治医に言われたのが、8月2日の朝。受付前の8時半。追加の風邪薬を出して貰らうつもりだった儂は「ええっ、抗原検査!」。
予想だにしていなかった言葉に愕然となる。

7月26日。午後イオンのいつも喫茶店でPCに向かっていたがどうにもやる気が起きない。体もだるい。体が熱っぽい気もして夕方帰宅して体温を計ったら37.2。すぐ主治医に電話したら患者が少なくなる6時過ぎに来いと言う。行ったらすぐに隔離部屋に入れられ、そこで診察、3日分の抗生剤(1日2回朝夕服用)を出してもらう。この時はせきも痰もなかった。支払いもすべて部屋で済ませ、薬局も車で待っていたら薬剤師が持ってきてくれる。
ワクチン済ませていてもこんなに対応が厳しいとは。儂はただの夏風邪だと思っていたのだ。前夜、寝苦しくてベッドの頭の上にある窓を少し開けて寝た。エアコンが嫌いなので軽い気持ちで窓を開けて寝たのだ。明け方、ちょっと寒いかなと思ったぐらいだったが午後から具合が悪くなった。ウオーキングを始めるまでは季節の変わり目に必ず風邪を引いていたのだが、2年前からは一切風邪を引いていない。油断があったのかもしれない。
7月27日。36.9~37.1
7月28日。36.6~37.0
7月29日。朝起きたら36.0。朝飲んだ薬が最後。誰でも治ったと思うだろう。実は儂は3日分は少ないかなと思っていて本当は4日分くらい欲しかったのだが、追加でもらえばいいと思っていたのだ。ところがこの日は木曜日で、診察は午前中のみ。もし薬がほしけれ明日でもいいかと、この日は朝以降は薬なし。
7月30日。朝。36.6。微妙。ところがこの日は庭師が来る日。普通は平熱扱いされる体温だから「ま、いいか」と庭師対応。松の手入れだけはどの家も先に済ませる。我が家もかなり前に松その他を済ませていて、この日は残りの手入れ。10時と3時のお茶出しの他に、今回はハプニング。生垣の中にドッジボール大のスズメ蜂の巣を発見。儂は急遽ホームセンターへスズメ蜂退治のジェットスプレーを買いに走る。ひとしきり炎天下スズメ蜂退治に付き合う。
夕方熱を測ったら37.6。庭師もスズメ蜂退治で手間をとられ、今日中に終わらせようと焦っているのに、今から病院へ行ったら終わるまでには戻って来れないかもしれない。37.6は体温測定ではぎりぎり平熱扱いされる温度なので我慢する。
夜、9時過ぎ37.5。明日は土曜日。土日は医者にかかれないと思うとさすがに不安になり、10時前、閉店間際のドラッグストアに駆け込み、頼りない若い薬剤師(だと思う)のお姉ちゃんに相談して解熱剤を買う。
7月31日。朝、36.7。10時からは娘が出演する「私が人間であるために」のオンライン対談。何とか無事に視聴。午後からは37に上がるも後はずっと36台後半。だが、なんとなく咽喉がいがらっぽく、軽い痛みを覚える。昨夜の若い薬剤師がなんとなく不安だったので急遽個人薬局のベテランのおばさん薬剤師に相談する。せきと痰の薬を購入する。熱がそんなに高くないのに解熱剤は使わない方がいいと言われてその日の夕食後からせきと痰の薬。
8月1日。終日、37台後半。せきと痰の薬と解熱剤は併用するなと言われていて、解熱剤を飲んだものかどうか判断ができず。2日(月曜日)になったら朝一に主治医に電話しようと決める。

と、話せば長い、こんな顛末があっての8月2日の朝だったわけである。確かに熱は続いたがきちんと服薬していた訳ではないし、スズメ蜂退治をしたりの事情があったのだが、先生に抗原検査を受けろと言われたら従うしかない。
この近くでは抗原検査をしている病院は2か所しかないので、近い大社の病院に行く。ここは個人病院だが駐車場にテントのワクチン接種会場を設置している大きな病院。電話して行き、駐車場で車に乗って待機する。熱があるので長時間待たされるのが心配だったがしばらく待っていたら防護服を着た先生がやって来て窓越しに鼻に綿棒を挿入、鼻水を採取して引き返す。15分待ったら電話があって「マイナスです」。ワクチン打ってるしプラスのはずはないと思っていても胸をなでおろす。薬も出してもらう。抗生剤とせき痰の薬。解熱剤を出してくれる。
午後37.9になった時、解熱剤をのむ。夕方36.7まで下がるも夜は37台前半。夜遅くもう一錠解熱剤をのむ。
8月3日。起床した時が37。この日は高くなっても37を越えることなし。
そして、今日
8月4日。終日平熱。夕方には35.4をたたき出す。今は36.5あるが、たまに35台が出るのがいつもの自分である。終日気分も全然違う。明日一日薬を飲み切れば大丈夫だと思う。
たかが夏風邪で今日が10日目。ドタバタがあったり土日を挟んだとはいえ夏風邪でこんなことになったのは初めてのことだ。
教訓。このご時世うっかり夏風邪も引けない。抗原検査を受けさせられる羽目になる。微熱とは言え抗原検査に出向くのは辛いものがある。皆様、御身大切に。
医者も大変だ。発熱患者が来るたびに別室に隔離して診察しなければならない。抗原検査をする病院も患者が来るたびに防護服を着て駐車場まで出て検査しなければならない。コロナ対応の初期の段階だけでもこれだけ余計な手数がかかっていることを身をもって知った。
加えて儂は独り身の不安も少しだが味わう。
コロナと診断され在宅医療を余儀なくされている人、その中でも独り身の人はどれだけ不安なことだろうか。儂は土日の二日間、医者に診てもらえないことがどれだけ不安で辛かったか。それでも儂は薬局には行けたが、コロナで寝たきりの人は電話しかない。その電話もすぐには通じないという。それなのに政府は悪くなるまで家で頑張れと言う。悪くなった人に何度も電話をかけなおせと言うのか。こんな三才の童子も呆れるようなたわ言で急場をしのごうとしている。パラリンピックもやる気でいる。病人そっちのけのお祭りは続く。戦いすんで日が暮れて、どんな風景が広がるのでしょうか。