曽田博久のblog

若い頃はアニメや特撮番組の脚本を執筆。ゲームシナリオ執筆を経て、文庫書下ろし時代小説を執筆するも妻の病気で介護に専念せざるを得ず、出雲に帰郷。介護のかたわら若い頃から書きたかった郷土の戦国武将の物語をこつこつ執筆。このブログの目的はその小説を少しずつ掲載してゆくことですが、ブログに載せるのか、ホームページを作って載せるのか、素人なのでまだどうしたら一番いいのか分かりません。そこでしばらくは自分のブログのスキルを上げるためと本ブログを認知して頂くために、私が描こうとする武将の逸話や、出雲の新旧の風土記、介護や畑の農作業日記、脚本家時代の話や私の師匠であった脚本家とのアンビリーバブルなトンデモ弟子生活などをご紹介してゆきたいと思います。しばらくは愛想のない文字だけのブログが続くと思いますが、よろしくお付き合いください。

イメージ 1奇妙極まりない台風がやって来る。東から西へ向かう台風なんて、我が人生初めてのことではなかろうか。早い段階の予報で西へ行くと聞いて冗談だろうと思っていた。多少は西へ傾いても列島を北へ縦断して日本海へ抜けると思っていたのに、まともにこちらに向かっている。しかも儂が帰郷してから一番近くを通過しそうな勢いである。早めに帰宅して、立簀を補強する。横に野菜栽培用の支柱を渡し、ロープで固定するが、上部はもともと適当に固定してあるだけだから、強い台風が来たら果たして持つものかどうか心配。そもそも立簀自体が中国製の安物の3年目なのでかなり傷んでいる。強風でバラバラにならなければいいのだが。
気象庁の天気予報では、中国地方には200mmの雨が降り、25~35mの風が吹くと出ていたが、我が家のポイント天気予報では、強い雨が降るのは29日の午前3時~9時の間。6時間の積算降雨量は33mm。風速も最大で5mである。本当にこの程度ですめばよいのだが。
イメージ 2ネギを植えた溝に乾燥防止の藁を敷いている。これが風に飛ばされないように支柱を置いて抑えにした。こんなことをするのは初めてで、果たして効果があるかどうか分からない。写真のネギはもともと成長したネギを植え替えたものだから、20日間一滴も雨が降らなくても、水もやってないのに元気である。ネギは暑さに強い。
ところが池の東側に新しく植えた根深ネギの苗は小さくて水をやらなかったらあっという間に枯れた。すぐに九条ネギの苗を植えなおして、多少水をやったものの、一日やらなかったらまた枯れた。昨日、3回目の苗(九条ネギ)を植えたばかり。雨が降ってくれるのはいいのだが、細い弱弱しい苗だから風が心配。
風といえば、トマトも心配。こちらも補強したが、垂直農法の脇芽8本縛りはいまや一抱えもあるほど葉が茂り、しかも重い。ちょっと強い風が吹いたらひとたまりもなさそう。補修に時間を取られたり、ネギの苗をまた植え替えるようなことにならなければいいのだが。
西から東へ去って行く台風ならいつものことだけど、東から来て西へ去る台風はどうにもイメージが湧かない。幸い直撃はなさそうで、この程度の心配ですんでいる。
岡山や広島は直撃しそうだ。TVで被災地を見ると気の毒でならない。この夏の異常高温や逆行台風など地球温暖化のせいなんだろうなあと思わざるを得ない。
昔の夏はもう戻ってこないのだろうか。エアコンなんかなくても、扇風機がなくても、田舎では蚊帳を吊って寝ていたのに。

29日朝の3時半に目が覚めたが、雨も降っていないし、風も穏やか。7時ごろ起床したが、曇天で雨は一滴も降っていない。少し風が吹いているだけ。その後、少し降ったが、お昼前には雲の切れ間から青空も見える。
特養へ顔出しし、昼食後、妻と散歩も出来た。曇りで、風が少しあって気持ちいい散歩が出来た。
儂のような上品な男は「おしめりにもならない」と言ったが、近所の人は「蚊のションベンにもならんが」とのたもうた程度の雨だった。
大雨が降ることを想定していたので、夕方、ネギ畑にたっぷり水をやる。
台風が去った後に水やりした記憶はない。
もう少し北上して、広島との県境を通ると思ったのだが……。これほど肩透かしを食った台風も珍しい。最初から最後まで当地の住人にしてみたら、奇妙な台風であった。明後日が当地の最高気温になるそうだ。36度くらいと誰かが言っていた。台風はいいから、雨が欲しい。

ミニトマトが俄然美味くなった。畑仲間の奥さんも美味しくなったと言っている。
9日の梅雨明け以降、カンカン照りの猛暑が続き、雨は一滴も降らない。トマト畑はからからに干上がっている。その土からトマトは必死に養分を吸い上げる。それが凝縮して旨味になる訳だ。驚いたことに、『垂直農法の脇芽8本縛り』が一番甘い。さすがに実は一回り小さいが、甘みはニ、三割方増しているような気がする。垂直農法効果もあるのだろうが、他のトマトの何倍もの数のトマトが一斉に養分を吸い上げ、奪い合う効果もあるのではないかと思っている。『垂直農法』を見直す。大したものだ。『垂直農法』はただものではない。
かくして、トマトは美味くなり、どんどん成長するといよいよもって食いきれなくなるので、トマトの食べ方を3通りチャレンジしてみた。
(1)手作りジュース
まずはお手軽な方法をネットで検索。

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熱湯にトマトを抛り込み、煮立ててから冷やす。
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100均で買って来た目の細かい洗濯ネットに入れて搾る。ここまでは簡単で安上がりと思っていたのだが、あにはからんや搾るのに半端なく力が要る。沢山入れたら搾り切れるものではない。鉛筆より重いものを持ったことのない、腕力も握力もない儂には到底搾り切れるものではない。右の写真は搾りカスだが、沢山入れ過ぎたので、カスの山の中に全然潰れていないミニトマトが残っているていたらくである。
数個に減らしても完全には搾り切れない。身内にプロレスラーでもいればいいけど、
搾るのがこんなに難儀とは想定外であった。
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搾り汁を弱火で10分煮て、アクを取る。やっとこれだけのトマトジュースが出来る。
美味い。搾る手間さえなければ感動的な美味さと言ってよい。ただ、搾るのはこりごりなので、早速、ネットで安いジューサーを買う。
(2)シロップ
イメージ 7妹にメールで教えてもらう。
500ccの水に砂糖300gを入れて煮立てる。
冷めたところにレモン汁を大さじ2杯を加える。
500gのミニトマトを茹でて湯剝きし、冷めたらシロップに漬けて、冷蔵庫で一晩冷やす。
これが美味かった。まるでフルーツのよう。何個でも食べられる。一番よかったのは湯剝きしてあるので96歳の父と89歳の母も食べることが出来ることであった。ただ、貧乏性だからシロップの液を一回きりで捨てるのが勿体ない。そこで、食べきった後、もう500gを漬けてみたらちゃんと食べることが出来た。最初に700g漬けても十分に美味しく食べられる。ただし、シロップの液は2度使い迄。それ以上は甘みが失せることが分かる。
(3)ジューサー
そうこうしているうちに21日に3590円のジューサーが届く。
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早速、試す。これは早い。あっという間にジュースが出来る。レモンの汁を垂らして飲む。悪くはない。最初からジューサーを買っておけばよかった。
今後はジューサーを中心に、時々、シロップを作り、ミニトマトを消費する予定。
大量のミニトマトの消費方法が見つかり、やれやれと胸を撫で下ろしたところである。ただ、問題が一つある。カスを洗うのが面倒くさい。

世間は三連休だが、儂は毎日日曜日みたいなものだ。
7月14日。第一日目。
イメージ 1いつもは日曜日に特養に顔出しするが、明日行けないので土曜日に行く。昼食前に必ず散歩することにしているが、こんなに暑くなると散歩どころではない。帽子を買ってやる。でも、帽子を被っていても炎天下、散歩は10分が限度だ。這う這うの体で引き上げる。
一緒に昼飯を食った後、儂は出雲図書館へ。
14時から「古文書に親しむ会」。
何と前回から、一人の女子高生が参加。懲りてもう来ないかなと思っていたら、前の方の席に座っているではないか。爺さん婆さん(失礼)ばかりの中に、孫みたいな娘さんがいるのだから楽しい。一番喜んでいるのは先生。そもそも土曜日の14時からにしたのは、この時間なら高校生や大学生でも参加できると思ったからなのだそうである。随分長い間やっているけれど、初めて若い人が来てくれたと目尻が下がっている。
講義でも、「初心者がいるから」と、すぐにホワイトボードに向かって解説してくれる。儂だって初心者だったのになあと思いながらも、分かりやすくていいことなので大いに助かっている。命短し、恋せよ乙女。どうか続けて欲しいものだ。
連休二日目。7月15日。
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『風土記談義』の日。
荒神谷博物館古代ハスは今盛り。
1時間半講義を受けたら、ぐったり疲れて、この暑さの中、蓮を見物しようと言う気は起きない。
嶋根郡(しまねのこおり)の2回目で今日は山口郷(やまぐちのさと)。山口は登山口の意。スサノオの命の御子が治める処が山口とみことのりしたので山口の郷と名付けたと風土記にはある。それに関して、先生の解説。奈良には山口神社と名乗る古い神社が14もある。それらは宮殿建築用材を切り出す山の登り口にあるそうだ。ただし、山口県の山口市は大内氏が13世紀に名付けたもので古い謂れとは無関係とのこと。
連休三日目。7月16日。
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今年も来ました『長浜海岸清掃』。41回目だそうだ。
5時に起きて、5時半に近所の人の車に乗せてもらい、運んで貰う。6時から7時までだが、陽が昇って来たらたちまち汗が噴き出す。



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左)清掃が始まる前の石見側を望む。右)大社側を望む。
写真では大したゴミに見えないが、実際はものすごいゴミ。台風が通過したり、豪雨で大量のゴミが流されたりしたからではないだろうか。
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我々の担当地区が長浜海岸の北端。このようなごみ集積所が海岸の南端まで何十か所もあるのだろう。
イメージ 8拾うのは大きいゴミばかり。
この写真のように小さなプラスチック片は拾いようがない。これらが、やがてマイクロプラスチックと呼ばれる、さらに微細なプラスチック片となるのだろう。海を汚し、食物連鎖を引き起こす。この微細なゴミをどうするのか、待ったなしのところに来ている。海岸でゴミ拾いしていても解決しない。どうするのだろうと思いながら、拾えるゴミだけを拾う。
7時過ぎに帰宅。
朝飯を食って、すぐに寝る。今日は外泊で妻が戻ってくる日。2時過ぎには迎えに行くことにしている。ベッドメイクしたり、部屋を掃除したり、準備があるので、午前中は休むつもりだったが、暑くて眠れず。
午後、迎えに行く。
忙しい3連休から5泊6日の外泊に続く。

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