古いワイシャツが儂の作業着。畑をやり始めて何年かして遊び心で背中にマジックで(農)と書いた。3枚あったがその後の作業用ワイシャツは「無字」のまま着ていた。ところが先日、買ったばかりの洗濯できるワイシャツ゚を作業着用と思ってうっかり着てしまったら、土と草の汁で使い物にならなくなってしまった。たった一回しか使っていないのに。冠婚葬祭用にアオキで買って5000円くらいしたのだ。新品の洗濯したワイシャツと作業用を間違えないように、慌てて「無字」の作業着用に(農)と書こうとしたのだが、6枚も(農)ばかりだと(能)がないので、(畑)と(土)と書いた。人は笑っているけど、こんなおふざけでもしないことには百姓仕事なんてやってられない。たいしたことをしているわけではないけれど。
そして、このシャツを着て、秋シーズンに突入。
右の写真は9月8日。敷き藁が余ったので、二つ目の枯れ葉と藁のミルフィーユを作る。面倒くさくて、未だにブルーシートを被せていない。
9月10日干しネギ 9月10日安納芋バイオ
池の東側に九条ネギの苗を植えたが、この夏の猛暑で殆ど枯れてしまったので、同じ九条ネギの干しネギを買って来て植える。干しネギなるシロモノがあることをすっかり忘れていた。気が付いていたら、暑い最中に、苗を植え、育てる手間が省けたのに……。
そろそろよかろうと、一番早く植えた安納芋バイオを掘ってみる。
右の写真は、何とわずか一株に出来た安納芋バイオである。こんなに沢山できるとは!7年目にして初めて。これならばと、期待に胸を膨らませて残りの4本を掘ったら
大小4個~6個程度なり。なぜ、この株だけこんなに出来たのかさっぱっりわからん。
この暑さのせいか、安納芋バイオの苗も10本中5本も枯れてしまった。こんなことも芋づくりをして初めてのこと。
9月10日芋つる 9月16日さつま芋御飯
安納芋バイオのツルを早速食う。写真は炭酸(重曹)で茹でてあく抜きをしているところ。皮も柔らかくなるので、いちいち皮むきをしなくても簡単に料理できる。それを知らないから、去年までは芋のツルの皮を剥いていた。大変な作業。儂はやらないけれど。この後、鍋で炒めて、醤油や味醂で味付けする。
この芋ツルを農協のスーパーで一束(軽く握ったぐらい)150円で売っていたそうだ。こんな田舎でわざわざ買って食べる人がいるのだろうか。貰おうと思えばだれからでも貰えるのに。ただ今年のツルは例年に比べて細いと皆異口同音に言う。
さつま芋御飯はバイオ金時で作る。両方とも儂が作った訳ではない。助っ人の妹が作ってくれた。儂は講釈だけ。NHKの「ためしてガッテン」でやっていたが、安納芋や紅はるかは粘質系。金時は粉質系。今年はたまたまこの3種類を作ったので、食べ比べが出来る。
9月16日お隣の稲刈り 9月16日お隣の田圃で遊ぶまる子
連休を利用して、娘夫婦が犬を連れて戻って来た。それに合わせて、妻も外泊。
妻の足にじゃれるまる子。妻は初めは「モモ」(昔飼っていた柴犬)と呼んでいたが、一日たったら「まる」と呼んでいた。娘にも会えたし、楽しい外泊だったろうと思う。
右の写真は御主人の帰りを待つまる子。
左の写真。
9月15日。
大根の種を植える。
おでん大根24本分。
おろし大根26本分。
上の写真。9月17日。
種は一つの穴に4個ずつ植えたが、早くも2個芽が出た。
雑草を抜くのが大変なので、今年から黒マルチを張る。しかも、大根も垂直農法で育てる計画でいる。乞う、ご期待。
敬老の日。
二人分届けられる。赤飯と紅白饅頭。
配達してまわる町内役員から、来年は儂が配って回るのだと教えられる。
島根県は有数の長寿県で、100歳以上の人口比も1位だったのかな。父は100歳は無理でも、東京オリンピックは見ると言っていたが、この夏の急速な衰えぶりを目の当たりにすると、一緒にオリンピックを見ることが出来るのだろうかと思ってしまう。